特許
J-GLOBAL ID:200903021988199411

エチレン系重合体の製造方法及びその方法により得られたエチレン系重合体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大谷 保
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-324928
公開番号(公開出願番号):特開平8-020605
出願日: 1994年12月27日
公開日(公表日): 1996年01月23日
要約:
【要約】【目的】 メタロセン系触媒の特徴である分子量分布が制御されている上、非ニュートン性が改良され、良好な成形性を有し、成形加工における低エネルギー化や低コスト化が図られるエチレン系重合体を高効率で製造する方法を提供すること。【構成】 (A)一般式(I)【化1】〔式中の各記号は、明細書に定義した通りである。〕で表される遷移金属化合物と、(B)他の遷移金属化合物及び(C)これらの遷移金属化合物又はその派生物からイオン性の錯体を形成しうる化合物からなる触媒の存在下、エチレンを単独重合又は共重合させるエチレン系重合体の製造方法、及びこの方法により得られた、密度が0.86〜0.97g/ミリリットル、DSCによる最大融解ピーク位置が50〜136°C、又は実質的に融解ピークを示さず、〔η〕が0.01〜20デシリットル/g(135°C,デカリン)、Mw/Mnが2.0〜40の範囲にあるエチレン系重合体である。
請求項(抜粋):
(A)一般式(I)【化1】(式中、Mは周期律表第3〜10族又はランタノイド系列の金属元素を示し、E1 及びE2 はそれぞれσ結合性又はπ結合性の配位子であって、(A1 )p ,(A2 )p ,---(An )p 及び(D)s を介して架橋構造を形成しており、またそれらはたがいに同一でも異なっていてもよく、Xはσ結合性の配位子を示し、Xが複数ある場合、複数のXは同じでも異なっていてもよく、他のX,E1 ,E2 又はYと架橋していてもよい。Yはルイス塩基を示し、Yが複数ある場合、複数のYは同じでも異なっていてもよく、他のY,E1 ,E2 又はXと架橋していてもよく、A1 ,A2 ,---An はそれぞれ架橋基を示し、それらはたがいに同一でも、異なっていてもよい。Dは架橋基を示し、Dが複数ある場合、複数のDは同じでも異なっていてもよく、nは2〜4の整数、pは1〜4の整数で、各pは同一でも異なっていてもよい。qは1〜5の整数で〔(Mの原子価)-2〕を示し、rは0〜3の整数、sは0〜4の整数で、sが0の場合、(A1)p ,(A2)p ,---(An ) p とE2 が直接結合を形成する。〕で表される遷移金属化合物と、(B)他の遷移金属化合物及び(C)上記(A)成分及び(B)成分又はそれらの派生物からイオン性の錯体を形成しうる化合物とから構成される触媒(ただし、(B)成分の遷移金属化合物は、周期律表3族〜10族に属する金属又はランタノイド系列の金属を含む化合物を示す。)の存在下、エチレンの単独重合、又は炭素数3〜20のα-オレフィン、環状オレフィン、スチレン及びスチレン誘導体の中から選ばれた少なくとも一種とエチレンとの共重合を行うことを特徴とするエチレン系重合体の製造方法。
IPC (2件):
C08F 4/60 MFG ,  C08F 10/02
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平3-203904
  • 特開平3-203914
  • 特開昭62-121709
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