特許
J-GLOBAL ID:200903022004268929

粘性土地盤における硬化材注入工法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石川 幸吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-028181
公開番号(公開出願番号):特開平11-222842
出願日: 1998年02月10日
公開日(公表日): 1999年08月17日
要約:
【要約】【課題】 従来、硬化材噴射圧力の超高圧化によって発生する余剰スライムは産業廃棄物となってその処理に多大な費用が必要になると共に、産業廃棄物の完全処理が困難な状況から余剰スライムの発生自体が環境汚染にも繋がりかねないので、余剰スライムの発生自体を抑制して、環境に優しくしかも地盤の改良効果、支保層や止水層の造成効果を充分に確保できる地盤硬化材注入工法の開発を目的とする。【解決手段】 注入ロッド1の下降時に硬化材が注入される部分の土壌地盤を、エアー、清水など公害性のない多様な噴射材を噴射して弛緩改良層Zを造成し、硬化材の注入圧が比較的低圧でも注入効果を挙げられるようにして地内圧を調整すると共に、硬化材注入時に上部噴射ノズルからエアーを噴射することによって、弛緩土壌の余剰水分や粘土分をリフトさせて硬化材の充填効果を高めると共に、環境に影響する硬化材の地上への湧出を抑制するようにした。
請求項(抜粋):
先端部側壁に、複数噴射材を噴射可能な左右水平方向に開口する一対の下部噴射ノズル、その上部に所定間隔を置いて複数噴射材を噴射可能な上部噴射ノズルを設け、隔絶されて並列する噴射材供給流路を各ノズルに連絡させた多孔注入ロッドを、下方に潤滑水を噴出し、上部噴射ノズルから清水とエアーを比較的高圧力で噴射しながら、対象地盤に回動しつつ下降させて挿入し、所定深度に達したところで、上部噴射ノズルからエアー、下部噴射ノズルから硬化材を比較的低圧力で噴射しながら、注入ロッドを回動しつつ抜去方向に移動してロッドの回動による噴流攪拌軌跡に沿った注入ロッド軌跡に硬化材を注入することを特徴とする粘性土地盤における硬化材注入工法

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