特許
J-GLOBAL ID:200903022013067367

センサレスブラシレスDCモータの停止時における回転子の磁極位置検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-236015
公開番号(公開出願番号):特開平9-056193
出願日: 1995年08月21日
公開日(公表日): 1997年02月25日
要約:
【要約】【目的】 センサレスブラシレスDCモータの回転子を回転させることなく、回転子の停止状態下で回転子の磁極位置を簡易に検出できるようにした。【構成】 回転子3に形成した非磁性体層6の存在により、回転子3と固定子との間で鎖交する磁束により生じる渦電流によって、各相の固定子巻線2u,2v,2wのインピーダンスが変化するするため、まず、最初に高周波電圧を前記固定子巻線2u,2v,2wに印加し、これにより、各相固定子巻線2u,2v,2wに流れる高周波電流を検出する電流検出手段8と、前記高周波電流を3相-2相変換して得られる電流情報を演算処理する電流演算処理手段と、この電流演算処理手段からの出力値を用いて推定された回転子位置情報(信号)θreを演算処理する回転子位置推定演算手段とを備え、この回転子位置推定手段にて推定された回転子位置情報θreにてインバータ回路5を駆動制御するようにしたことを特徴とする。
請求項(抜粋):
3相の固定子巻線を巻装した固定子と、この固定子に回転自在に挿入支持された永久磁石からなる回転子と、一対のトランジスタを直列に接続した直列回路を三相分形成したインバータ回路と、このインバータ回路の各直列回路に直流電力を印加する電源手段とを具備し、前記インバータ回路の各直列回路の一対のトランジスタの各接続点に、各相の固定子巻線の非結線端を接続し、1つの直列回路の一方のトランジスタと別の一つの直列回路の他方のトランジスタとをオンさせて2相通電を行うとともに、残りの1つの相の固定子巻線に生じる誘起電圧を検出し、前記誘起電圧から回転子の磁極位置を検出して前記2相通電を順次切換えるようにしたセンサレスブラシレスDCモータにおいて、前記永久磁石からなる回転子の外表面には、該回転子のN極とS極とを区分する極間を中心として回転子の正,逆回転方向にそれぞれ電気角80〜100°の角度区間で非磁性体層を形成したことを特徴とするセンサレスブラシレスDCモータの停止時における回転子の磁極位置検出装置。

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