特許
J-GLOBAL ID:200903022023219700

誘導電動機のベクトル制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-193563
公開番号(公開出願番号):特開平5-199784
出願日: 1992年07月21日
公開日(公表日): 1993年08月06日
要約:
【要約】【目的】 全運転範囲で励磁インダクタンスの変動を補償して、トルク制御精度の向上を図るようにしたものである。【構成】 速度検出部43よりの角周波数ωrに応じて励磁指令λ2d*/M*を出力する二次磁束指令アンプ11からのλ2d*/M*は割算部13に入力される。割算部13には励磁インダクタンスM′変動補償回路12,12′からの励磁インダクタンス変化分AMnが供給され、このAMnとλ2d*/M*とを割算部13で割算し、得られた値を一次進み要素演算部12に与えて、誘導電動機の一次電流のd軸成分の目標値i1d*を算出する。
請求項(抜粋):
誘導電動機の電源角周波数と同期して回転する回転座標であって、二次磁束を基準軸とする座標をd-q座標とすると、誘導電動機の一次電流のd軸成分及びq軸成分の目標値i1d*,i1q*を夫々算出する第1の手段と、d-q軸に対し位相φがtan-1(i1q*/i1d*)異なりかつ一次電流I1を基準軸とする座標をγ-δ座標とすると、i1d*,i1q*に基づいて一次電流のγ軸成分の目標値i1γ*(=I1)及び前記位相φを算出する第1の座標変換部と、λ2d*と励磁インダクタンスの目標値M*との比λ2d*/M*、第1の座標変換部の演算結果及び電源角周波数の指令値ω0に基づいて一次電圧のγ,δ軸成分の目標値v1γ*,v1δ*を夫々算出する第2の手段と、誘導電動機の一次電流の検出値をγ-δ座標の各軸成分i1γ,i1δに変換する第2の座標変換部と、二次時定数の設定値を含む演算式に基づいてすべり角周波数を演算するすべり角周波数演算部を備えた誘導電動機のベクトル制御装置において、前記i1d*を算出する手段は誘導電動機の回転子角周波数に応じた二次磁束のd軸成分の目標値λ2d*と励磁インダクタンスの目標値M*との除算により得られた値を、励磁インダクタンス変動分で除算し、得られた値を一次進み要素演算部に入力して算出することを特徴とする誘導電動機のベクトル制御装置。
IPC (2件):
H02P 5/408 ,  H02P 5/41 302

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