特許
J-GLOBAL ID:200903022096076842

タンデムブレーキ倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神崎 真一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-042719
公開番号(公開出願番号):特開平5-024533
出願日: 1991年02月14日
公開日(公表日): 1993年02月02日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 自動ブレーキ装置として機能させた際のタンデム倍力装置の出力を増大させる。【構成】 タンデムブレーキ倍力装置におけるフロント室の定圧室A内に配設のベローズ38の一端をバルブボディ8に設けた第一定圧通路24の端部に接続すると共に他端は第2負圧導入管39を介し負圧源に連通しており、第2負圧導入管と負圧源間には所要時にベローズの内部空間A′を大気に連通させるソレノイドバルブ43を設ける。又、フロント室の定圧室とリヤ室の定圧室Cを連通する第2定圧通路26をフロントダイヤフラムの外周ビード部の外方側に設ける。ブレーキペダルの踏み込みがなくてもソレノイドバルブの作動によりベローズの内部空間A′に大気の導入ができ、自動ブレーキとしての機能が得られる。その際、内部空間A′に導入された大気は両方の変圧室B,Dに導入できるので出力が増大する。
請求項(抜粋):
シェル内をフロント室とリヤ室とに区画するセンタープレートと、このセンタープレートに摺動自在に貫通させたバルブボデイと、上記フロント室内に位置するバルブボデイに連結されたフロントパワーピストンと、上記リヤ室内に位置するバルブボデイに連結されたリヤパワーピストンと、フロントパワーピストンの背面に張設されて上記フロント室内を定圧室と変圧室とに区画するフロントダイアフラムと、リヤパワーピストンの背面に張設されて上記リヤ室内を定圧室と変圧室とに区画するリヤダイアフラムと、上記バルブボディに形成されて上記フロント室の定圧室と流体回路を切り換える弁機構とを連通させ、該弁機構と変圧通路を介して上記フロント室の定圧室を上記両方の変圧室に連通させる第1定圧通路と、上記両方の定圧室を連通させる第2定圧通路とを備えたタンデムブレーキ倍力装置において、可撓性を有する導管の一端を上記第1定圧通路に連結し、他端をシェルの外部に引き出し、上記導管に該導管を負圧源あるいは大気に選択的に連通させる切換弁を配設し、さらに、上記第2定圧通路を、上記導管の外方側に位置して上記両定圧室を直接に連通させる連通路から構成したことを特徴とするタンデムブレーキ倍力装置。

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