特許
J-GLOBAL ID:200903022112010741

高速演算装置および方法,信号解析システム,ならびに計測装置および方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 牛久 健司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-195922
公開番号(公開出願番号):特開平6-019956
出願日: 1992年06月30日
公開日(公表日): 1994年01月28日
要約:
【要約】【目的】 高精度かつ高速でウェイブレット変換を行なう。【構成】 入力データS0 とガボール関数Gα,ωとの畳み込み演算が演算部20で行なわれ,第0段のウェイブレット係数Tg(20 ,b)が得られる。入力データS0 はロウ・パス・フィルタ30に与えられ,ガウス型フィルタをかけられることにより,高周波成分の周波数が1/2になった第1段のための入力データS1 に変換される。この入力データS1 とガボール関数Gα/3,2ω/3との畳み込み演算が演算部21で行なわれ第1段の係数Tg(21 ,b)が得られる。この第1段の畳み込み演算においてサンプリング間隔は第0段の2倍でよい。以下,同様にして,後段の演算におけるサンプリング間隔は2倍ずつになっていくので,各段において演算量が増加することがなく,かつ各段で同一の精度で係数Tg(2j ,b)を求めることができる。
請求項(抜粋):
複数段の演算回路手段からなり,各段の演算回路手段が,入力データを記憶しかつ与えられるクロック・パルスに応答して順次シフトする縦続接続された複数のシフトレジスタ手段,同一の関数の畳み込み積分が元の関数と同じになる性質をもつ基底関数について所定のサンプリング周期でサンプリングされた関数値を記憶する第1の複数の記憶回路手段,1を除く正の整数をMとして,入力データのもつ周波数成分の周波数をそのM分の1の周波数の周波数成分をもつ次段のための入力データに変換するためのロウ・パス・フィルタ関数について,上記所定のサンプリング周期でサンプリングされた関数値を記憶する第2の複数の記憶回路手段,上記シフトレジスタ手段の入力データまたは出力データと上記第1の記憶回路手段に記憶されている対応する関数値とをそれぞれ乗算する第1の複数の乗算回路手段,およびこれらの第2の乗算回路手段の出力データを相互に加算する第1の加算回路手段,ならびに上記シフトレジスタ手段の入力データまたは出力データと上記第2の記憶回路手段に記憶されている対応する関数値とをそれぞれ乗算する第2の複数の乗算回路手段,およびこれらの第2の乗算回路手段の出力データを相互に加算する第2の加算回路手段を備え,各段の演算回路手段における乗算と加算が上記クロック・パルスの一周期の間に行なわれ,後段の演算回路手段におけるシフトレジスタ手段が前段の演算回路手段におけるシフトレジスタ手段のM倍の個数設けられ,かつこれらのシフトレジスタ手段の入力または出力データのうちM倍のサンプリング周期をもつデータが上記第1および第2の乗算回路手段に与えられ,第2の加算回路手段の出力データが入力データとして次段の演算回路手段に与えられる,高速演算装置。
IPC (2件):
G06F 15/332 ,  H03H 17/00

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