特許
J-GLOBAL ID:200903022205624545

環状エステルの製造方法及び精製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西川 繁明
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2001006816
公開番号(公開出願番号):WO2002-014303
出願日: 2001年08月08日
公開日(公表日): 2002年02月21日
要約:
【要約】脂肪族ポリエステルを解重合して環状エステルを製造する方法である。脂肪族ポリエステルと、230〜450°Cの沸点と150〜450の分子量を有する特定のポリアルキレングリコールエーテルとを含む混合物を、常圧下または減圧下に、該脂肪族ポリエステルの解重合が起こる温度に加熱し、該脂肪族ポリエステルの融液相と該ポリアルキレングリコールエーテルからなる液相とが実質的に均一な相を形成した溶液状態とする。該溶液状態で加熱を継続することにより、解重合により生成した環状エステルを該ポリアルキレングリコールエーテルとともに留出させ、留出物から環状エステルを回収する。前記特定のポリアルキレングリコールエーテルを用いた粗環状エステルの精製方法が提供される。
請求項(抜粋):
脂肪族ポリエステルを解重合して環状エステルを製造する方法において、(I)脂肪族ポリエステル(A)と下記式(1)(式中、R1は、メチレン基または炭素数2〜8の直鎖状または分岐状のアルキレン基を表わし、X1は、炭化水素基を表わし、Yは、炭素数2〜20のアルキル基またはアリール基を表わし、pは、1以上の整数を表わし、pが2以上の場合には、複数のR1は、それぞれ同一でも異なってもよい。)で表わされ、かつ、230〜450°Cの沸点と150〜450の分子量を有するポリアルキレングリコールエーテル(B)とを含む混合物を、常圧下または減圧下に、該脂肪族ポリエステル(A)の解重合が起こる温度に加熱し、(II)該脂肪族ポリエステル(A)の融液相と該ポリアルキレングリコールエーテル(B)からなる液相とが実質的に均一な相を形成した溶液状態とし、(III)該溶液状態で加熱を継続することにより、解重合により生成した環状エステルを該ポリアルキレングリコールエーテル(B)とともに留出させ、(IV)留出物から環状エステルを回収することを特徴とする環状エステルの製造方法。
IPC (1件):
C07D319/12

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