特許
J-GLOBAL ID:200903022260532200

塩化ビニル系重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小島 隆司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-192181
公開番号(公開出願番号):特開平8-034803
出願日: 1994年07月22日
公開日(公表日): 1996年02月06日
要約:
【要約】【構成】 塩化ビニル単量体を水性媒体中で懸濁重合するに際し、メタノール/ジメチルホルムアミド溶液とゼラチンと無機コロイドとを、水/メタノール溶媒に溶解し、pH11.0に調節したものを重合体スケール付着防止剤として重合器内に塗布しておき、重合開始剤として、t-ブチルパーオキシネオヘプタノエートとt-ブチルパーオキシネオデカノエートとを組み合せたものを使用し、重合温度を58°C以上として重合を行う。【効果】 重合時間を短縮しても、重合器内に重合体スケールが付着することがなく、高品質の低重合度塩化ビニル系重合体を得ることができる。
請求項(抜粋):
塩化ビニル単量体又はこれを主体とするビニル系単量体の混合物を水性媒体中で油溶性重合開始剤を用いて懸濁重合する際に、前記重合開始剤として(A)下記一般式(1)【化1】(但し、式中R1及びR2はメチル基又はエチル基、R3はエチル基又はプロピル基であるが、R1、R2、R3の合計炭素数は5である。)で表されるt-ブチルパーオキシネオヘプタノエートと、(B)0.1mol/lベンゼン溶液中における半減期が10時間となる温度が44〜55°Cであるパーエステル系過酸化物とを使用すると共に、重合体スケール付着防止剤として、(C)下記一般式(2)【化2】[但し、式中複数のR1は互いに同一でも異なっていても良く、-H,-OH,-COOH,-SO3H,-NH2,-Cl,-NO2,-COCH3,-OCH3,-N(CH3)2及び炭素原子数1〜3のアルキル基からなる群から選ばれる基であり、Xは炭素原子数1〜5のアルキレン基、-N(CH3)-,-C(CH3)2-,-CONH-,-P(=O)H-,-SO2-,-O-,-S-及び-Si(R)2-(ここで、Rは炭素原子数1〜10のアルキル基である。)からなる群から選ばれる2価の基である。nは1〜2の整数である。]で表される少なくとも2個のアミノ基を有するジフェニル化合物と、キノン化合物との縮合生成物と、更に(D)水溶性高分子化合物及び/又は(E)無機コロイド及びアルカリ金属のケイ酸塩からなる群から選ばれる少なくとも1種とを含有するアルカリ性溶液からなるスケール付着防止剤を重合器内に塗布することを特徴とする塩化ビニル系重合体の製造方法。
IPC (4件):
C08F 2/18 MBF ,  C08F 2/00 MEC ,  C08F 4/34 MEP ,  C08F 14/06

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