特許
J-GLOBAL ID:200903022280333742

完全密閉型容器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-200894
公開番号(公開出願番号):特開2001-027121
出願日: 1999年07月14日
公開日(公表日): 2001年01月30日
要約:
【要約】【課題】 エンジンの冷却水が高温、高圧の状態で樹脂ねじキャップ7をタンクボディ6から取り外しても、安全性および外観を良好に保つようにする。【解決手段】 完全密閉型リザーブタンク4の樹脂ねじキャップ7のバルブケース47の外周に設けられたOリング溝61内に保持された密閉ガスケット46がタンクボディ6の内筒壁25の内周面(密閉シール部)より外れる位置(H1)が、樹脂ねじキャップ7の外壁部42および取付ねじ部62の図示下端位置(H2 )よりも低い位置に設けるようにした。また、タンクボディ6の外筒壁27の側面から、内部にオーバーフロー通路28を形成するオーバーフローパイプ29を延長することにより、樹脂ねじキャップ7をタンクボディ6から取り外す際に、注入口24から密閉ガスケット46を越えてオーバーフローした冷却水が樹脂ねじキャップ7の周囲に飛散しないようにした。
請求項(抜粋):
内部に流体が収容される容器本体と、この容器本体内に流体を注入するための注入口を塞ぐためのキャップと、前記容器本体と前記キャップとの間を密閉化するための環状の密閉シール部とを備えた完全密閉型容器において、前記容器本体は、前記注入口を形成する内筒壁、この内筒壁よりも外側に設けられた外筒壁、およびこの外筒壁の内周または外周に形成された第1ねじ部を有し、前記キャップは、前記内筒壁内に挿入される内壁部、この内壁部よりも外側に設けられて、前記外筒壁に捩じ込まれる外壁部、およびこの外壁部の外周または内周に形成されて、前記第1ねじ部に螺合する第2ねじ部を有し、前記容器本体の外筒壁には、前記第1ねじ部よりも下方となる位置から前記密閉シール部と前記内筒壁との間より溢れた流体を外部へ排出するためのオーバーフロー通路が形成され、前記密閉シール部は、前記内筒壁と前記内壁部との間に装着されて、前記キャップを前記容器本体から取り外す時の位置が、前記第1ねじ部と前記第2ねじ部との螺合位置よりも下方となる位置に配されていることを特徴とする完全密閉型容器。

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