特許
J-GLOBAL ID:200903022302155665

移動地球局用アンテナ装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-330678
公開番号(公開出願番号):特開平8-162833
出願日: 1994年12月07日
公開日(公表日): 1996年06月21日
要約:
【要約】【目的】仰角方向の追尾が必要のない移動体地球局において小型軽量かつ低価格のアンテナ装置を製作可能にする。【構成】軸対称の指向特性を持つアンテナ1を、円筒の上部を斜めに切断した形状の回動部2の上面中心で空芯の回転ジョイント3で接続し、その回動部3の底面で基台6と空芯の回転ジョイント4で接続し、回動部底面の縁の一端をギヤで駆動モータ5に接続して回動させることにより、仰角一定のままでアンテナ開口面の向きを変え、全方位角に対して衛星を追尾できるようにする。【効果】本発明により、仰角が一定という条件のもとに、1個の駆動モータのみでアンテナと基台との相対的回転ねじれ無しに衛星方向を追尾できるので、高価な高周波信号用のロータリージョイントを使うことなく、装置の小型化と低価格化を期せるものである。
請求項(抜粋):
アンテナのビーム方向を常に衛星方向に一致させる追尾機構を備え、陸上又は水上での移動体に搭載された状態で静止衛星との通信を行う移動地球局アンテナ装置において、仮想水平面上に位置するアンテナ基台の表面に垂直な第1回動軸を有する第1空芯回転ジョイントを介して、アンテナ基台上面側へ回動自在に接続した第1回動部材と、仮想水平面に対して衛星仰角の角度だけ傾けた第2回転軸を有する第2空芯回転ジョイントを介して、上記第1回動部材と回動自在に接続した第2回動部材と、上記第2回動部材と一体的に回動すると共に、第2回転軸に軸対象な指向性を有するアンテナと、上記第1空芯回転ジョイントと第2空芯回転ジョイントの空芯部を介してアンテナの給電点に接続される高周波信号線と、上記アンテナ基台が設置された移動体の移動方向に応じて、上記第1回動部材の回動制御を行うことにより、アンテナのビーム方向を衛星方位へ向ける衛星追尾機構と、を備えることを特徴とする移動地球局用アンテナ装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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