特許

J-GLOBAL ID：200903022335218123

加圧硬化型宇宙機

発明者： 伊藤 隆宏
出願人/特許権者： 三菱重工業株式会社
代理人 (1件)： 坂間 暁 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-089719
公開番号（公開出願番号）：特開平6-298196
出願日： 1993年04月16日
公開日（公表日）： 1994年10月25日
要約：

【要約】 (修正有)【目的】 小容積状態で宇宙空間に移送され、大型構造物に展張して使用される宇宙機に関し、加圧により宇宙機を使用状態に展張し、該加圧状態を一定期間保持することにより展張部材の一部又は全部を固化して、以後加圧状態を解除しても使用状態を保持できるようにした加圧硬化型宇宙機を提供する。【構成】 大型凹面鏡3、大型アンテナ等を構成する宇宙機の少なくとも一部の構造材が可撓性の紫外線を含む放射線硬化型プラスチックを主原料とする材料からなり、一定期間後固化されて、加圧状態解除後も作動状態の形状が保持されるようにしたもので、これにより複雑な機械的展張機構を必要とせず信頼性低下や重量増の問題がなくなると共に、加圧展張方式に付随するデブリ等の貫通による作動状態の形状保持困難性を解消できて、宇宙空間における大型構造物の建造を容易とする。

請求項（抜粋）：

折畳まれた状態で宇宙空間へ移送され宇宙空間で作動形状に展開され使用する宇宙機において、同宇宙機の少なくとも一部の構造材が可撓性の放射線硬化型プラスチックを主原料とする材料からなり、同構造材が前記作動形状に加圧により少くとも一時的に形成できる構造にしたことを特徴とする加圧硬化型宇宙機。