特許
J-GLOBAL ID:200903022336757605

光PDSシステムにおける伝送遅延差吸収方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 朝道
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-143363
公開番号(公開出願番号):特開平10-322380
出願日: 1997年05月16日
公開日(公表日): 1998年12月04日
要約:
【要約】【課題】TCM伝送方式及びTDMA制御方式を用いた光PDSシステムにおいて、親局からスターカプラまでの光伝送区間の冗長系を構成している各光伝送路の距離間隔が等しくない場合でも、光伝送路の伝送遅延時間差を吸収し、無瞬断強制切替を実現する方式の提供。【解決手段】子局装置において、受信側調整用に親局装置からの下りデータを受信し、フレーム同期パルスを検出する同期検出部202と、そのタイミングに同期してカウントする同期カウンタ203と、0系と1系の受信タイミングを比較し、同期タイミングを制御する比較部204を有し、送信側調整用に親局装置から送信される遅延データを抽出する遅延データ検出部205と遅延データを保持するメモリ部(0系/1系)206、207と、伝送路の選択信号を検出する系選択信号検出部208と、選択信号により制御を行う選択部209と、選択された遅延データにより送信タイミングを制御する遅延制御部211を有する。
請求項(抜粋):
親局装置と複数の子局装置をTCM(Time Compression Multiplex)伝送方式及びTDMA(Time Division Multiple Access)制御方式を用いて光一芯双方向伝送により接続し、親局装置からスターカプラまでの区間を0系/1系と2系統の冗長構成を有する光PDS(Passive Double Star)システムにおいて、子局装置は、光送受信部で、受信側において位相調整用に親局装置からの下りデータを受信し、フレーム同期パルスを検出する同期検出部と、前記フレーム同期パルスのタイミングに同期してカウントする同期カウンタと、0系の次に1系の受信データを受信し、0系の同期タイミングである同期カウンタの出力タイミングと1系の受信タイミングを比較することにより、0系と1系の受信側タイミングを比較し同期タイミングを制御する比較部と、親局装置の遅延時間測定部で測定された遅延データが下りデータに挿入されて、前記子局装置の光送受信部で下りデータを受信し、送信側において遅延調整用に遅延データを抽出する遅延データ検出部と、0系遅延データを保持する0系メモリ部と、1系遅延データを保持する1系メモリ部と、親局装置の系選択制御部からの光伝送路(0系/1系)の選択信号を検出する系選択信号検出部と、を備え、前記選択信号により前記遅延データ検出部で抽出された遅延データを0系又は1系のメモリ部にて格納保持し、さらに、前記選択信号により0系遅延データか1系遅延データからの選択制御を行う選択部と、選択された遅延データにより上りデータの送信タイミングを制御する遅延制御部と、上りデータを親局装置に送信する光送受信部と、を含むことを特徴とする光PDSシステムの伝搬遅延差吸収方式。
IPC (4件):
H04L 12/44 ,  H04B 10/20 ,  H04J 3/00 ,  H04L 7/00
FI (4件):
H04L 11/00 340 ,  H04J 3/00 H ,  H04L 7/00 B ,  H04B 9/00 N

前のページに戻る