特許
J-GLOBAL ID:200903022358097188

エンジンの微粒子および不燃成炭化水素を気化する反応器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 塩川 修治
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-530010
公開番号(公開出願番号):特表2001-507775
出願日: 1997年11月25日
公開日(公表日): 2001年06月12日
要約:
【要約】内燃機関の排気マニホールドに取り付けることができ、炭素すす粒子と一酸化炭素と未燃焼炭化水素とを酸化して燃焼する反応器。この反応器は、多孔性熱保持発泡体セルを含み且つ多孔性熱保持ゾーンによって境を接する反応ゾーンを有し、この多孔性熱保持ゾーンは次にセラミック断熱材料によって囲繞され、エネルギー損失を最小限にする。高温であり酸素(空気)を含むエンジン排気ガスが反応チャンバに入る。熱伝導と、熱輻射強化と、エネルギートラッピングと、エンジン放出物の燃焼との作用によって、炭素すす粒子と一酸化炭素と未燃焼炭化水素とを酸化するのに十分な温度が得られる。蒸気または噴霧された水滴が導入され、気体化、再気体化、水シフト反応、メタン化および水素化分解反応による反応器の効率を改善する。酸化反応の無害生成物、すなわちH2OとCO2とが反応器から放出される。
請求項(抜粋):
炭素すす粒子と未燃焼炭化水素と一酸化炭素とを酸化して燃焼するための、且つ、エンジンブロックを伴うエンジンからの酸素を含むエンジン排気ガス内の窒素酸化物と硫黄酸化物とを解離するための反応器であって、前記反応器は、 金属ケーシングを具備し、前記金属ケーシングは、 エンジン排気ガスの発熱的酸化および燃焼と、分解生成物の形成と、が発生する反応ゾーンであって、前記酸化および燃焼は、前記排気ガスの熱と前記排気ガスの発熱的酸化および燃焼に放出された熱とによって維持される反応ゾーンと、 液体相または気体相の水を、前記水を前記エンジン排気ガスと混合するのを促進する形態で前記反応ゾーンに導入する手段であって、前記水は、気体化、再気体化および水シフト反応によって、さらにメタン化または水素化分解、あるいはその両方によって、前記反応ゾーン内で前記エンジン排気ガスと反応する手段と、 エンジン排気ガスを前記反応ゾーンに導入する入口パイプと、 前記反応ゾーンを側方向に画成する多孔性熱保持ゾーンであって、エンジン排気ガスおよび分解生成物を通すことが可能である多孔性熱保持ゾーンと、 前記反応ゾーンを前記入口パイプに向かい合って界接する不透過性断熱プレートと、 すす粒子を堆積させて燃焼するための、前記不透過性断熱プレートに隣接する前記反応ゾーン内の多孔性熱保持セルであって、前記反応ゾーンの一部のみを占有し、前記すす粒子が堆積した場所で熱伝導の作用が発生する多孔性熱保持セルと、 前記多孔性熱保持ゾーンに隣接してその外側にあり、前記多孔性熱保持ゾーンからのエネルギー損失を最小限にするための断熱手段と、 前記不透過性断熱プレートと、前記多孔性熱保持ゾーンと、前記断熱手段とに隣接する金属ネットメッシュであって、エンジン排気ガスおよび分解生成物を通すことが可能である金属ネットメッシと、 を含み、前記金属ケーシングは前記入口パイプと金属出口パイプとによって貫通され、前記金属ケーシングは、前記金属ネットメッシュと前記金属出口パイプとの間に間隔をあけることが可能である形状である反応器。
IPC (4件):
F01N 3/04 ,  B01D 47/06 ,  F01N 3/02 321 ,  F01N 3/24
FI (4件):
F01N 3/04 A ,  B01D 47/06 A ,  F01N 3/02 321 B ,  F01N 3/24 E

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