特許
J-GLOBAL ID:200903022366736920

ブレーキ液圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-235804
公開番号(公開出願番号):特開平6-080071
出願日: 1992年09月03日
公開日(公表日): 1994年03月22日
要約:
【要約】【目的】 トラクションコントロールの最中に発生する配管抵抗、マスタシリンダの吸収抵抗等の影響を無くして確実なブレーキ液圧制御を行う。【構成】 マスタシリンダと連通する駆動輪ブレーキおよび非駆動輪ブレーキの間に夫々介在する駆動輪側液圧制御弁および非駆動輪側液圧側制御弁と、これらより排出されるブレーキ液を一時的に蓄える排出液溜めと、排出されたブレーキ液を還流点に吐き出すポンプと、ブレーキ液を補給流路に供給する中間液溜めと、マスタシリンダへの逆流を防ぐトラクションコントロール切換弁と、排出液溜めに流れるブレーキ液を防ぐ遮断弁とを備え、トラクションコントロールの際に、電子制御装置の指令により、トラクションコントロール切換弁を閉弁状態とすると共にポンプを作動させ、同時に中間液溜め内のブレーキ液を排出することにより遮断弁を開弁状態としてブレーキ液を駆動輪ブレーキに伝えてブレーキ制御を行う。
請求項(抜粋):
マスタシリンダと連通する駆動輪ブレーキおよび非駆動輪ブレーキの間の2つの主流路中に夫々介在する駆動輪ブレーキ側の駆動輪側液圧制御弁および非駆動輪ブレーキ側の非駆動輪側液圧制御弁と、これら駆動輪側制御弁および非駆動輪側制御弁から排出されるブレーキ液を一時的に蓄える排出液溜めと、モータの駆動により上記液圧制御弁から排出されたブレーキ液、或いは上記排出液溜めに蓄えられたブレーキ液を汲み出して、この汲み出されたブレーキ液を上記駆動輪側液圧制御弁とマスタシリンダの間で駆動輪側液圧制御弁側にブレーキ液を戻す上記主流路上の還流点に吐き出すポンプと、上記還流点とマスタシリンダの間の分岐点から上記排出液溜めに連通する補給流路中に介在し、液溜めケース内に一定量のブレーキ液を蓄えると共にトラクションコントロールの際に蓄えられたブレーキ液を排出する中間液溜めと、上記分岐点と還流点の間に介在してトラクションコントロール中に還流点からマスタシリンダへの逆流を防ぐトラクションコントロール切換弁と、上記中間液溜めと排出液溜めの間に介在し、アンチロック制御時にはマスタシリンダ圧により閉弁して主流路と排出液溜めの連通を遮断し、トラクションコントロールの際には中間液溜めと排出液溜めの連通によりブレーキ液の液流を許す遮断弁と、上記駆動輪ブレーキおよび非駆動輪ブレーキの少なくともロック状態またはスリップ状態を検出して上記駆動輪側液圧制御弁、非駆動輪側液圧制御弁、トラクションコントロール切換弁および中間液溜めの作動を制御する電子制御装置とを備え、トラクションコントロールの際に、上記電子制御装置の指令により、トラクションコントロール切換弁を閉弁状態とすると共にポンプを作動させ、上記中間液溜め内のブレーキ液を排出させ上記遮断弁を経てポンプ加圧されたブレーキ液により駆動輪ブレーキの制御を行うことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
IPC (2件):
B60T 8/58 ,  B60T 8/48

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