特許
J-GLOBAL ID:200903022374892281

3級炭素塩素化炭化水素の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 安富 康男 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-120195
公開番号(公開出願番号):特開2000-063303
出願日: 1999年04月27日
公開日(公表日): 2000年02月29日
要約:
【要約】【課題】次亜塩素酸を用いてジクミルクロライド等を製造するにあたっては、以下の問題点がある。次亜塩素酸は不安定であるため、原料と次亜塩素酸の当量関係を一定にすることは困難であり、そのため反応収率・選択性も安定しない。また、反応後には次亜塩素酸をアルカリにより中和するが、この際生成物が加水分解して品質が劣化する。【解決手段】次亜塩素酸金属塩水溶液と原料および溶媒の混合物に、酸を添加することにより、反応系中で次亜塩素酸発生と塩素化反応を同時に行うこととした。また、反応終了後に有機層を濃塩酸と接触させることにより、生じた加水分解物を元の塩素化物に戻すことで品質の安定化を実現した。
請求項(抜粋):
(A)一般式(1):CnR1mHk(CHR2R3)j (1)[式中、nは1〜12の整数で、m、kはそれぞれ0〜25の整数であり、jは1〜10の整数である。R1は塩素、臭素、ヨウ素、酸素、窒素、イオウ、及びリンからなる群より選ばれる原子を表し、mが2以上の場合R1は同じでもそれぞれ異なっていてもよい。またCnR1mHkで表されるj価の基は、第三級炭素原子-水素結合を有さない。R2、R3はそれぞれ炭素数1〜5の脂肪族飽和炭化水素基又はその水素原子の一部をハロゲン原子で置換した基を表し、第三級炭素原子-水素結合を有さないものである。]で表される化合物、および(B)次亜塩素酸金属塩水溶液との混合物中に、(C)プロトン酸を添加することを特徴とする(D)一般式(2):CnR1mHk(CR2R3Cl)j (2)[式中、m、n、k、j、R1、R2、R3は上記と同じ]で表される塩素化炭化水素化合物の製造方法。
IPC (2件):
C07C 22/04 ,  C07C 17/14
FI (2件):
C07C 22/04 ,  C07C 17/14
引用特許:
審査官引用 (1件)
引用文献:
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