特許
J-GLOBAL ID:200903022460388251

法面土留め枠

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川成 靖夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-107293
公開番号(公開出願番号):特開2002-302954
出願日: 2001年04月05日
公開日(公表日): 2002年10月18日
要約:
【要約】【課題】 従来の法面土留め枠は、鋼製の箱型状の内部に詰め石等を投入して擁壁として使用する。しかし、法面の曲線の度合に応じ、特殊な形状の鋼製枠を製作、設置することになり、工事費の増加の原因となるなどの問題がある。【解決手段】 第1発明は、端部パネル、中間パネル、前方上方梁、前方下方梁、後方上方梁、後方下方梁、正面パネル、背面パネル、底面パネルから構成され、第2発明は、これらのうち前方上方梁と前方下方梁における等間隔D1の長さと、後方上方梁と後方下方梁における等間隔D2の長さは、設置する平面形状に応じて決定し、D1>D2またはD1<D2に調整することにより、曲線でできた平面形状を作ることができるように構成されている。
請求項(抜粋):
端部パネル(2)と、中間パネル(3)と、前方上方梁(4)と、前方下方梁(5)と、後方上方梁(6)と、後方下方梁(7)と、正面パネル(8)と、背面パネル(9)と、底面パネル(10)から構成されていることを特徴とする法面土留め枠。A.端部パネル(2)は、山形鋼を側面方形に連結して構成された枠(2A)と、この枠内に張設された金網(2B)と、枠(2A)における前後面の上端部分と下端部分にそれぞれ上下一対に開設された端部ボルト穴(2C、2C..)と、枠(2A)における上面の所定箇所に当該法面土留め枠を上下に積層する場合、上方に位置する法面土留め枠との間に介在させる連結金物を連結するため開設された上ボルト穴(2D)から構成されていること。B.中間パネル(3)は、T形鋼を側面方形に連結して構成された枠(3A)と、枠(3A)における前後面の上端部分と下端部分にそれぞれ外方に左右一対に開設されたボルト穴(3C、3C..)と、内方に左右一対に開設されたボルト穴(3C、3C..)と、枠(3A)における上面の所定箇所に当該法面土留め枠を上下に積層する場合、上方に位置する法面土留め枠との間に介在させる連結金物を連結するため左右に開設された上ボルト穴(3D)から構成されていること。C.前方上方梁(4)は、所定長さの山形鋼などでなる前方上方梁体(4A)の下方へ垂下する面における左右端に端部パネル(2)に対応するよう上下一対に開設された端部用ボルト穴(4B、4B)と、これら両端部用ボルト穴(4B、4B)間に等間隔(D、D、..)ごとに左右一対に開設された中間パネル用ボルト穴(4C、4C..)から構成されていること。D.前方下方梁(5)は、所定長さの山形鋼などでなる前方下方梁体(5A)の上方へ起立する面における左右端に端部パネル(2)に対応するよう上下一対に開設された端部用ボルト穴(5B、5B)と、これら両端部用ボルト穴(5B、5B)間に等間隔(D、D、..)ごとに左右一対に開設された中間パネル用ボルト穴(5C、5C..)から構成されていること。E.後方上方梁(6)は、所定長さの山形鋼などでなる後方上方梁体(6A)の下方へ垂下する面における左右端に端部パネル(2)に対応するよう上下一対に開設された端部用ボルト穴(6B、6B)と、これら両端部用ボルト穴(6B、6B)間に等間隔(D、D、..)ごとに左右一対に開設された中間パネル用ボルト穴(6C、6C..)から構成されていること。F.後方下方梁(7)は、所定長さの山形鋼などでなる後方下方梁体(7A)の上方へ起立する面における左右端に端部パネル(2)に対応するよう上下一対に開設された端部用ボルト穴(7B、7B)と、これら両端部用ボルト穴(7B、7B)間に等間隔(D、D、..)ごとに左右一対に開設された中間パネル用ボルト穴(7C、7C..)から構成されていること。G.前方上方梁(4)と前方下方梁(5)における等間隔(D)と、後方上方梁(6)と後方下方梁(7)における等間隔(D)とはすべて同寸法に構成されていること。H.正面パネル(8)は、正面方形に構成された金網(8A)と、この金網の上下辺に取付けられたバー(8B)と、このバーの両端に開設されたボルト穴(8C)から構成されていること。I.背面パネル(9)は、正面方形に構成された金網(9A)と、この金網の上下辺に取付けられたバー(9B)と、このバーの両端に開設されたボルト穴(9C)から構成されていること。J.底面パネル(10)は、平面方形に裁断された金網で構成されていること。K.端部パネル(2)と、中間パネル(3)と、前方上方梁(4)と、前方下方梁(5)と、後方上方梁(6)と、後方下方梁(7)とは、平行に配設された前方下方梁(5)と後方下方梁(7)上に、左右に起立状態で端部パネル(2、2)を配設してボルト(B)で固定し、両端部パネル間に中間パネル(3、3..)を起立状態で配設し、これら端部パネル(2、2)、中間パネル(3、3..)前方上端と後方上端に前方上方梁(4)と後方上方梁(6)を当接してボルト(B)で固定したのち、底部に底面パネル(10)が敷設されていること。
Fターム (1件):
2D044DB45
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭56-153022
  • 護岸用ふとん籠
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-285960   出願人:株式会社トーテツ

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