特許
J-GLOBAL ID:200903022466192952
走行車両音パワスペクトル分離装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
志賀 富士弥
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-282321
公開番号(公開出願番号):特開平7-134062
出願日: 1993年11月11日
公開日(公表日): 1995年05月23日
要約:
【要約】【目的】 交通量の多い道路区間等において、対象車両の音パワスペクトルを個別分離して得ることができる走行車両音パワスペクトル分離装置を提供する。【構成】 テレビカメラから入力し画像メモリ1に記憶したディジタル画像領域全体のうち予め設定した検出スリットの時間経過に伴う変化を変化検出回路4で検出し、そのうち背景と差異のある変化部分について回路6により線分検出を行なうことにより、小規模な演算で走行車両位置を検出する。この回路6で車両位置から音源位置を推定し、その位置がマイクロフォンの真横に来たことを検出してドップラー効果による周波数シフトが0となる位置を検出する。その時刻に、回路9で計算したマイクロフォンに到達する車両走行音の減衰比と回路8で求めた2つのマイクロフォンの収録音のパワスペクトルから回路10で演算することで、周波数シフトを排除して対象走行車両の音パワスペクトルを抽出する。
請求項(抜粋):
テレビカメラから入力したディジタル画像を記憶する画像メモリ回路と、この画像メモリ回路の内部に記憶されたディジタル画像領域内に予め設定した、画像上の車両走行方向に沿った1本ないし複数本の検出スリット部分のみの画素を読み出す回路と、この読み出す回路によって読み出された同一時刻のデータを時間経過ごとに蓄積するメモリ回路と、このメモリ回路の内部に蓄積されたデータの同一の画像内領域から読み出したデータ同士の時間経過による変化を検出する回路と、この変化を検出する回路の出力に基づき背景だけからなるスリット画像を記憶/更新する回路と、前記変化を検出する回路により検出された変化のうち前記背景と差異のある変化について読み出された画像領域座標と時刻を直交する座標軸とする空間内で車両位置を表す線分検出を行なう線分検出回路と、この線分検出回路によって決定した時刻ごとの画像上の車両位置の前後端位置から予め設定済みの定数を用いて走行音の音源位置を推定し該音源位置が画像上でドップラー効果による周波数シフトが0になる所定位置に来たことを検出する回路と、複数のマイクロフォンから入力された車両の走行音の音響データをそれぞれフーリエ変換してパワスペクトルを求める回路と、前記音源位置から前記複数のマイクロフォンまでの到達距離に基づく減衰比を求める回路と、前記所定位置に来たことを検出した時刻における前記減衰比の値および前記複数のマイクロフォンから得た音響データのパワスペクトルから演算を行ない個別車両ごとに発生する音パワスペクトルを得る回路と、を具備することを特徴とする走行車両音パワスペクトル分離装置。
IPC (3件):
G01H 3/10
, G01H 3/08
, G01H 17/00
前のページに戻る