特許
J-GLOBAL ID:200903022468905700

酸化窒素の差別的な送達

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 小池 晃 ,  田村 榮一 ,  伊賀 誠司
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-557372
公開番号(公開出願番号):特表2005-503834
出願日: 2002年01月17日
公開日(公表日): 2005年02月10日
要約:
本発明は、生体内への酸化窒素の差別的な送達に関する。医療器具は、少なくとも2つの異なる酸化窒素ドナー化合物を有し、これらの酸化窒素ドナー化合物は、異なる半減期又は異なる放出メカニズムを有する。医療器具は、化学的に異なる少なくとも2つの構成体を有し、酸化窒素ドナー化合物は、この構成体に吸収又は付着され、若しくはこの構成体内に加えられる。この医療器具は、患者の生体上又は生体内の送達部位に配置され、この生体における局所的な酸化窒素濃度を高めるために用いられる。本発明は、アテローム病巣を治療する処置方法を含み、この治療方法は、病巣内の細胞数を低減させる効果がある第1の濃度の酸化窒素に病巣を曝すステップと、第1の濃度より低く、再狭窄を防止する効果がある第2の濃度の酸化窒素に病巣を曝すステップとを有する。また、本発明は、異なる酸化窒素ドナー化合物を異なる組織に差別的に供給して治療効果を得る方法を提供する。
請求項(抜粋):
第1の構成体に吸収され、付着され、又は該第1の構成体内に収容された第1の酸化窒素ドナー化合物と、 上記第1の構成体とは化学的に異なる第2の構成体に吸収され、付着され、又は該第2の構成体内に収容された第2の酸化窒素ドナー化合物とを備える医療器具であって、 上記第1及び第2の酸化窒素ドナー化合物は、同じ化合物又は異なる化合物であり、 当該医療器具は、患者の生体上又は生体内の送達部位に配置された後、(a)1以上の上記第1の酸化窒素ドナー化合物及び該第1の酸化窒素ドナー化合物の酸化窒素生成物と、(b)1以上の上記第2の酸化窒素ドナー化合物及び該第2の酸化窒素ドナー化合物の酸化窒素生成物とを局所的に送達する医療器具。
IPC (4件):
A61M35/00 ,  A61L29/00 ,  A61L31/00 ,  A61M37/00
FI (8件):
A61M35/00 Z ,  A61L29/00 E ,  A61L29/00 Q ,  A61L29/00 R ,  A61L31/00 C ,  A61L31/00 P ,  A61L31/00 Z ,  A61M37/00
Fターム (14件):
4C081AC06 ,  4C081AC08 ,  4C081BB09 ,  4C081CA021 ,  4C081CA191 ,  4C081CA211 ,  4C081DA03 ,  4C167AA02 ,  4C167AA61 ,  4C167AA67 ,  4C167CC01 ,  4C167CC06 ,  4C167CC29 ,  4C167DD10
引用特許:
審査官引用 (1件)

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