抵抗計の定電流装置

発明者：
出願人/特許権者：
代理人 (1件)：大原拓也
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-125286
公開番号（公開出願番号）：特開平6-313779
出願日： 1993年04月28日
公開日（公表日）： 1994年11月08日
要約：

【要約】【目的】供試素子に過大な測定用電流が流れないようにした安全性の高い抵抗計の定電流装置。【構成】供試素子(4)に測定用電流を流すトランジスタ(3)、同トランジスタの動作を制御する増幅器(2)、同増幅器の基準電圧入力端子に基準電圧(Vs)を加える基準電圧源(1)、供試素子に流れる電流を電圧に変換して上記増幅器の帰還電圧入力端子に加える基準抵抗(Rs)、測定用電流路をオン、オフする第1のスイッ(S1)、及び同スイッチ(S1)の動作と関連した時間でオン、オフし、上記増幅器の基準電圧入力端子へ上記基準電圧(Vs)と所定の負の電圧(-Vi)を切り換え入力する第2のスイッチ(S2)を備えた抵抗計の定電流装置。

請求項（抜粋）：

測定用直流電流(I)を一定値に制御して供試素子に流し、同素子に発生する電圧(Vx)を測定部にて測定するとともに、該測定電圧(Vx)と上記一定電流(I)とから上記素子の抵抗成分(Rx)をRx=Vx÷Iの演算により求める抵抗計の定電流装置において、上記供試素子と同素子に直列的に接続された基準抵抗(Rs)とを含む電流路を負荷となし、該負荷へ上記測定用直流電流(I)を流すトランジスタ、及び同トランジスタの送出電流を制御する増幅器と、上記測定部から与えられる駆動信号によりオン、オフ動作し、上記電流路を閉成もしくは断となす第1のスイッチと、上記測定部から与えられる他の駆動信号により上記第1のスイッチに対し所定の時間差を有してオン、オフ動作し、上記増幅器の一方の入力端子へ負の電圧(-Vi)もしくは基準電圧源の正の基準電圧(+Vs)を切り換え入力する第2のスイッチとを備え、上記増幅器は、上記電流路の基準抵抗(Rs)に発生する電圧(Vr)を他方の入力端子に受けるとともに、その一方の入力端子へ上記第2のスイッチを介して負の電圧(-Vi)が加わった場合は同増幅器の負の出力電圧にて上記トランジスタを非動作状態となし、上記正の基準電圧(+Vs)が加わった場合はその正の出力電圧にて同トランジスタを動作させ、上記基準抵抗に発生する電圧(Vr)が基準電圧(Vs)と等しくなるように上記トランジスタの送出電流(I)を制御して一定電流となすことを特徴とする抵抗計の定電流装置。

前のページに戻る