特許
J-GLOBAL ID:200903022504157619

シミュレータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 司朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-304136
公開番号(公開出願番号):特開平7-160537
出願日: 1993年12月03日
公開日(公表日): 1995年06月23日
要約:
【要約】【目的】CPUシミュレーション部と周辺機能シミュレーション部が、並列にシミュレーションを実行するシミュレータにおいて必要な時だけ同期を実現することができ、処理速度が高速なシミュレータを提供することを目的とする。【構成】 CPUシミュレーション部11、周辺機能シミュレーション部14と、CPUシミュレーション部11の内部状態が変化するごとに状態変化が始まる直前の時点のCPU経過時間と内部状態と対応づけて管理する履歴情報管理部13と、周辺機能シミュレーション部14から、CPUシミュレーション部11に割込み要求があった場合、割り込みを行う時点のCPU経過時間を算出し、状態復元部に出力する入出力管理部18と、割り込みを行なう時点のCPU経過時間Tが入力されると、これに基づいて履歴情報管理部13の格納内容を参照し、CPUシミュレーション部11を割り込みを行なうことのできる状態に戻す状態復元部16とを有する。
請求項(抜粋):
CPUの命令実行をシミュレーションを行なうCPUシミュレーション部と、CPUの周辺装置のシミュレーションを行なう周辺機能シミュレーション部と、前記CPUシミュレーション部でシミュレーションした命令を実機上で処理した場合に要する時間の累計であるCPU経過時間を格納するCPU経過時間管理部と、前記CPUシミュレーション部の内部状態が変化するごとに状態変化が始まる直前の時点のCPU経過時間を、前記CPU経過時間管理部から取りだし、前記CPUシミュレーション部の内部状態と対応づけて履歴情報として管理する履歴情報管理部と、前記周辺機能シミュレーション部でシミュレーションした処理を実機上で処理した場合に要する時間の累計である周辺機能経過時間を格納する周辺機能経過時間管理部と、前記CPUシミュレーション部から、前記周辺機能シミュレーション部に対して処理要求があった場合、前記CPU経過時間管理部からCPU経過時間を取りだし、前記周辺機能経過時間管理部から周辺機能経過時間を取りだし、前記CPU経過時間と前記周辺機能経過時間を対応づけて後述する周辺処理情報格納部に出力し、前記周辺機能シミュレーション部から、前記CPUシミュレーション部に割込み要求があった場合、前記周辺機能経過時間管理部から割り込みが発生した時点の周辺機能経過時間を取り出し、この割り込みが発生する基となった処理要求が発生した時点のCPU経過時間と周辺機能経過時間とを取りだし、取り出されたそれぞれの経過時間を項とする演算により、CPUシミュレーション部がどの時点にもどって割り込みを行なうのか、割り込みを行う時点のCPU経過時間を算出し、前記状態復元部に対して算出された割り込みを行う時点のCPU経過時間出力する入出力管理部と、前記入出力管理部より出力された処理要求が発生した時点のCPU経過時間と周辺機能経過時間とを対応づけた周辺処理情報を格納する周辺処理情報格納部と、前記入出力管理部により出力された割り込みを行なう時点のCPU経過時間Tが入力されると、前記履歴情報管理部の格納内容を参照し、格納されている履歴情報のうちCPU経過時間が入力されたCPU経過時間Tに等しい、あるいは入力されたCPU経過時間Tより大きくかつ入力されたCPU経過時間Tに最も近いという条件をみたす履歴情報Hを前記履歴情報管理部から検索し、前記CPUシミュレーション部を前記履歴情報Hの内部状態と同じ状態にし、前記CPU経過時間管理部に格納されているCPU経過時間を入力されたCPU経過時間Tに更新する状態復元部と、を備えることを特徴とするシミュレータ。
IPC (2件):
G06F 11/28 340 ,  G06F 9/455

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