特許
J-GLOBAL ID:200903022566026359
卵巣明細胞腺癌の検査、治療、および治療薬のスクリーニングのための、HNF-1βの利用
発明者:
,
,
,
出願人/特許権者:
,
代理人 (2件):
清水 初志
, 橋本 一憲
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-306818
公開番号(公開出願番号):特開2005-073548
出願日: 2003年08月29日
公開日(公表日): 2005年03月24日
要約:
【課題】HNF-1β遺伝子および該遺伝子がコードするタンパク質を用いた卵巣明細胞腺癌の検査方法、および該疾患の治療薬のスクリーニング方法の提供を課題とする。【解決手段】オリゴヌクレオチドアレイを用いて卵巣明細胞腺癌(CCC)細胞と非CCC細胞との間で発現レベルに差が見られる遺伝子を分析し、CCC細胞でのみ発現亢進しているHNF-1β遺伝子を見出した。免疫ブロット分析および免疫組織染色によって、HNF-1β遺伝子がmRNAレベルおよびタンパク質レベルの両方で発現亢進していることが確認された。さらにRNAiを使用してCCC細胞におけるHNF-1βの発現の有意性を検討したところ、HNF-1βの減少がCCCのアポトーシス性細胞死を誘導することが明らかとなった。以上の結果から、HNF-1βがCCCの診断および該疾患のための治療薬のスクリーニングに利用可能であることが示された。【選択図】なし
請求項(抜粋):
卵巣明細胞腺癌の検査方法であって、
(1)被検者から卵巣明細胞腺癌が疑われる細胞を採取する工程、および
(2)工程(1)で採取された細胞におけるHNF-1β遺伝子の発現レベルを測定する工程、を含み、
工程(2)で測定されたHNF-1β遺伝子の発現レベルが、卵巣明細胞腺癌の危険を判定する対照細胞におけるHNF-1β遺伝子の発現レベルより高い被検者を、卵巣明細胞腺癌に罹患している危険があると判定する方法。
IPC (8件):
C12Q1/68
, C12N15/09
, C12Q1/02
, G01N33/15
, G01N33/50
, G01N33/53
, G01N33/566
, G01N33/574
FI (9件):
C12Q1/68 A
, C12Q1/02
, G01N33/15 Z
, G01N33/50 Z
, G01N33/53 D
, G01N33/53 M
, G01N33/566
, G01N33/574 D
, C12N15/00 A
Fターム (51件):
2G045AA34
, 2G045AA35
, 2G045BA14
, 2G045BB01
, 2G045BB14
, 2G045BB20
, 2G045BB24
, 2G045BB50
, 2G045BB51
, 2G045CB02
, 2G045DA12
, 2G045DA13
, 2G045DA14
, 2G045DA36
, 2G045FA11
, 2G045FA16
, 2G045FB01
, 2G045FB02
, 2G045FB03
, 2G045FB07
, 2G045FB13
, 2G045GB02
, 2G045GC15
, 4B024AA01
, 4B024AA11
, 4B024AA12
, 4B024CA01
, 4B024CA04
, 4B024CA11
, 4B024CA12
, 4B024DA03
, 4B024GA11
, 4B024GA18
, 4B024HA12
, 4B024HA15
, 4B063QA01
, 4B063QA19
, 4B063QQ08
, 4B063QQ53
, 4B063QQ79
, 4B063QR32
, 4B063QR35
, 4B063QR55
, 4B063QR77
, 4B063QS03
, 4B063QS25
, 4B063QS33
, 4B063QS34
, 4B063QS36
, 4B063QS39
, 4B063QX02
引用文献:
審査官引用 (3件)
-
第62回日本癌学会総会, 20030825, vol.62, p.102
-
EMBO J., 1991, vol.10, no.6, p.1445-1457
-
第62回日本癌学会総会, 20030825, vol.62, p.102
前のページに戻る