特許
J-GLOBAL ID:200903022587648546

耐破壊性能に優れた建築用高張力鋼材及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-336622
公開番号(公開出願番号):特開平9-176782
出願日: 1995年12月25日
公開日(公表日): 1997年07月08日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、使用中に大地震等による大きくかつ繰り返しの塑性歪を受けるような場合にも、塑性歪による材質の劣化が非常に小さく、塑性変形後においても脆性き裂を容易にする延性き裂の発生や進展を抑制し、かつ万一破壊が発生した場合でもその脆性き裂を停止できる安全性の非常に大きな耐破壊性能に優れた構造物用鋼材を提供する。【解決手段】 母材の強度・靭性、溶接継手靭性確保のために化学成分範囲を適正化した上で、延性破壊の発生特性及びき裂の伝播停止特性の繰り返し塑性変形後の劣化を抑制するためにP,S,Oを極力低減し、さらに固溶Nの低減のために全N量の低減とともにN固定元素Al,Ti,Zr,Nb,Ta,V,Bを適切に含有させ、さらに、表層に平均粒径が3μm以下で厚みが板厚の10〜33%の超細粒組織を付与する。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.01〜0.15%、Si:0.01〜1.0%、Mn:0.1〜2.0%、Al:0.003〜0.1%、N :0.001〜0.005%を含有し、不純物としてのP,S,Oの含有量がP :0.01%以下、S :0.01%以下、O :0.006%以下で、かつ、N(%)-Al(%)/3.0≦0で、残部鉄及び不可避不純物からなる鋼材であって、該鋼材を構成する外表面のうち少なくとも2つの外表面に関して、表層から全厚みの10〜33%の範囲内の平均フェライト粒径が3μm以下の超細粒組織であることを特徴とする耐破壊性能に優れた建築用高張力鋼材。
IPC (4件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 8/00 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/44
FI (4件):
C22C 38/00 301 A ,  C21D 8/00 A ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/44

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