特許
J-GLOBAL ID:200903022597913078

増力機構付超音波モータ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-359363
公開番号(公開出願番号):特開平6-197570
出願日: 1992年12月25日
公開日(公表日): 1994年07月15日
要約:
【要約】【目的】摩擦伝達駆動機構を利用した駆動モジュールの大きさをかえることなく増力,低速の直動駆動が得られるようにすることにある。【構成】直動軸に押接させて径の大きい駆動ローラを配し、これに直結させて、駆動ローラより小さな径の駆動ローラを配し、この外径部に押接させて枠軸を配し、これを出力軸とし、大小の駆動ローラは回転方向には剛なる性質をもち径方向には所要の弾性機能を有するものとし、各々の押接部には摩擦駆動に必要な所要の押接力を付与して、直動軸の動きを大小の駆動ローラを介して枠軸(出力軸)へ摩擦駆動伝達し、大小の駆動ローラの径比の分だけ増力,減速した伝達系を構築し、リニア型超音波モータとして一体化して構成したものである。
請求項(抜粋):
直動軸に駆動モジュールを配して直進駆動を得るリニア型の超音波モータにおいて、直動軸の上下案内面に各々径の大きい駆動ローラを配設し、これに直結させて両側より連係軸を配し、その両側端に前記駆動ローラより径の小さい駆動ローラを配し、この直径比が増力比となるように所要の径比を設定し、径の小さい各々の駆動ローラの外径部に枠軸の案内面を配し、前記連係軸を軸受にて回転軸支して固定し、前記径の大小の駆動ローラの構造は回転方向には剛なる性質をもち、径方向には所要の弾性機能を有するものとし、各々の径の大小の駆動ローラの押接部には摩擦駆動に必要な所要の押接力を付与して案内面に配設し、前記枠軸の構造は略長方形に枠状になし、枠の中間部に直動軸を配し、その両側部の案内面を案内ローラで軸支し、枠軸が長手方向のみに直動可能なようにし、この枠軸の一端を出力軸とし、前記直動軸の案内面の両端部を各々案内ローラで軸支し、これらを一体化して、駆動モジュールよりの力を直動軸に伝達し,さらに各々の大小の駆動ローラに伝達し、この径比の分だけ増力減速して枠軸に伝達し、直進駆動が得られるように構成したことを特徴とする増力機構付超音波モータ。

前のページに戻る