特許
J-GLOBAL ID:200903022612871883

写真画像を用いた既設構造物の外形図面作成用データの生成方法および外形図面作成用データの生成処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 薬師 稔 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-212704
公開番号(公開出願番号):特開平11-039490
出願日: 1997年07月24日
公開日(公表日): 1999年02月12日
要約:
【要約】【課題】 計測誤差を最小にしながら写真画像から作図用データを生成する。【解決手段】 各構成部材の輪郭線または中心線の交点を求める工程と、各交点の仰角と傾斜角を算出する工程と、各交点の直交3次元座標値を算出する工程と、各交点をX、Y、Z軸回りに回転補正する三軸回転補正工程と、各交点の修正座標値算出工程と、各交点の矯正座標値算出工程と、修正座標値と矯正座標値とを用いて基準点の座標値を修正する基準点座標値修正工程と、修正前後の基準点の座標値を比較し、両者が一致していない場合には修正後の基準点の座標値を新たな起点として修正座標値算出工程、矯正座標値算出工程および基準点座標値修正工程を繰り返し、両者が一致した時点における各交点の修正座標値または矯正座標値を最終座標値として確定する座標値確定工程と、確定した各交点の最終座標値を外形図面作成用のデータとして出力するデータ出力工程とから構成する。
請求項(抜粋):
作図対象とする既設構造物を撮影した複数枚の写真画像を用いて既設構造物の外形図面を作成するための外形図面作成用データの生成方法であって、前記複数枚の写真画像のそれぞれについて既設構造物の各構成部材の輪郭線または中心線の交点を求める工程と、前記複数枚の写真画像のそれぞれについて前記各交点の仰角αと傾斜角βを算出する工程と、前記複数枚の写真画像のそれぞれから得られた各交点の仰角αと傾斜角βを用いて基準座標上における各交点の直交3次元座標値X(基準座標の原点からの水平方向距離)、Y(基準座標の原点からの高さ)、Z(基準座標の原点からの奥行き方向距離)を算出する工程と、該算出された各交点の直交3次元座標値をX、Y、Z軸のまわりにそれぞれ所定の角度θ、δ、λだけ回転することにより画像の傾きを補正した直交3次元座標値を算出する三軸回転補正工程と、X、Y、Z軸のそれぞれについて計測誤差が最も小さいと推定される構成部材を基準部材に選定し、該部材を基準として前記三軸回転補正によって得られた各交点の直交3次元座標値をX、Y、Z軸の回りに微小角Δθ、Δδ、Δλだけ回転修正した修正座標値を算出する修正座標値算出工程と、前記三軸回転補正によって得られた全交点中からZ軸方向において計測誤差が最も小さいと推定される交点を基準点として選定し、該基準点の座標値を起点として前記各交点の直交3次元座標値をX、Y、Z軸方向に直線矯正した精度評価のための矯正座標値を算出する矯正座標値算出工程と、前記修正座標値算出工程で得られた各交点の修正座標値と前記矯正座標値算出工程で得られた各交点の矯正座標値とを用いて統計解析により回帰直線を求め、該回帰直線に基づいて前記選定した基準点の座標値を修正する基準点座標値修正工程と、該修正後の基準点の座標値と前記修正前の基準点の座標値とを比較し、両者が一致していない場合には前記修正後の基準点の座標値を新たな起点として前記修正座標値算出工程、矯正座標値算出工程および基準点座標値修正工程を繰り返し、両者が一致した時点における各交点の修正座標値または矯正座標値を最終座標値として確定する座標値確定工程と、該確定した各交点の最終座標値を外形図面作成用のデータとして出力するデータ出力工程と、からなることを特徴とする写真画像を用いた既設構造物の外形図面作成用データの生成方法。
IPC (3件):
G06T 7/00 ,  G06F 17/50 ,  G06T 17/00
FI (3件):
G06F 15/62 415 ,  G06F 15/60 624 A ,  G06F 15/62 350 A

前のページに戻る