特許
J-GLOBAL ID:200903022621149430

Vベルト式無段階変速装置の制御方法及びその制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋本 正実
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-164864
公開番号(公開出願番号):特開平6-011022
出願日: 1992年06月23日
公開日(公表日): 1994年01月21日
要約:
【要約】【目的】 Vベルト式無段階変速装置の、Vベルトとプーリとの滑りを安価に検出してこの滑べりを抑制する。【構成】 駆動プーリ回転速度センサ18と、従動プーリ回転速度センサ19の検出信号を用い、実変速比計算手段31にて実変速比32を算出して、更に実変速変化率検出手段33にて実変速変化率を算出する。また、理論変速変化率検出手段36は、前記の実変速比32と、エンジン回転数と、スロットル弁開度と、変速制御弁13の制御量とから理論変速変化率を算出する。そして、比較器38にて、実変速変化率と理論変速変化率とを比較して、ベルト滑りの有無を検出し、ベルト滑りが有るときは、ライン圧指示手段40に信号を送ってライン圧を増加させる。
請求項(抜粋):
V字状溝間隔が各々可変である駆動プーリ及び従動プーリにVベルトを巻回してトルク伝動を行い、前記従動プーリ側に形成されたプーリ室内にライン圧を常時作用させると共に、前記駆動プーリ側に形成されたプーリ室内に変速制御弁によってライン圧を調圧した油圧を作用させることで、ベルトの走行径を変化させて変速を実現する車輌のVベルト式無段階変速装置の制御装置において、駆動プーリ回転速度センサから得られる駆動プーリ回転速度信号と、従動プーリ回転速度センサから得られる従動プーリ回転速度を対比することによって、実際の変速比を算出する実変速比計算手段と、実際の変速制御で変速比をどの様な速度で変化させるかとは独立に、前記変速制御弁の制御指令を監視して得た変速制御弁流量と、Vベルトの周長一定という機構上の制約条件より導かれ、単位時間当たりの変速比の変化率を予測する理論変速変化率予測手段と、前記実変速比計算手段より時々刻々得られた時系列信号間の差分をとり実際の変速変化率を計算する実変速変化率計算手段と、前記理論変速変化率計算手段より得られた値と、前記実変速変化率検出手段より得られた値を比較することによってVベルトのベルト滑りを検出するベルト滑り検出手段と、該ベルト滑り検出手段によってベルト滑りを検出したときにライン圧を増加させる手段とを備えることを特徴とするVベルト式無段階変速制御装置。
IPC (5件):
F16H 61/00 ,  F16H 9/00 ,  F16H 59:40 ,  F16H 59:42 ,  F16H 59:68

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