特許
J-GLOBAL ID:200903022684459065

化合物の潜在的細胞毒性を検出する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷 義一 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-552499
公開番号(公開出願番号):特表2002-517726
出願日: 1999年06月01日
公開日(公表日): 2002年06月18日
要約:
【要約】本発明は、試験化合物の潜在的細胞毒性をスクリーニングするための、以下の工程を含む試験手順に関する。(a)関心のある細胞膜組成物のシミュレーションをするために1つの脂質または脂質の混合物からリポソームを製造する工程であり、ここでリポソームは、リポソームの内部pHとなるようなpHを有する水性媒質中で製造する。(b)リポソームを、リポソームの内部pHを少なくとも約0.5pH単位上回るpHを有する水性試験媒質に混和する工程で、それによって試験媒質とリポソームの内部との間にpH勾配が存在する。(c)蛍光染料を、試験媒質に混和する工程で、染料は、pH勾配によってリポソームに移行する傾向を有し、染料は、染料の蛍光がリポソーム内部で消光するようなpH感受性である。(d)試験化合物を、試験媒質に混和する工程で、試験化合物がリポソームの構造を破壊するか、さもなければ試験媒質とリポソーム内部との間のpH勾配の消散を引き起こすと、染料の蛍光は消光されない。(e)試験媒質の蛍光を測定し、対照による蛍光と比較する工程。
請求項(抜粋):
試験化合物の潜在的細胞毒性をスクリーニングするための方法であって、 (a)関心のある細胞膜組成物のシミュレーションをするために1つの脂質または脂質の混合物からリポソームを製造する工程であり、該リポソームを、リポソームの内部pHとなるようなpHを有する水性媒質中で製造する工程と、 (b)リポソームを、リポソームの内部pHを少なくとも約0.5pH単位上回るpHを有する水性試験媒質に混和し、それによって試験媒質とリポソームの内部との間にpH勾配を存在させる工程と、 (c)蛍光染料を、試験媒質に混和する工程であり、ここで染料は、pH勾配によってリポソームに浸透する傾向を有し、染料は、染料の蛍光がリポソーム内部で消光するようなpH感受性である、 (d)試験化合物を、試験媒質に混和する工程であり、ここで試験化合物がリポソームの構造を破壊するか、さもなければ試験媒質とリポソーム内部との間のpH勾配の消散を引き起こすと、染料の蛍光は消光されない、 (e)試験媒質の蛍光を測定し、対照による蛍光の測定値と比較する工程とを含むことを特徴とする方法。
IPC (2件):
G01N 33/50 ,  G01N 33/15
FI (2件):
G01N 33/50 Z ,  G01N 33/15 Z
Fターム (13件):
2G045AA40 ,  2G045BB25 ,  2G045BB50 ,  2G045BB51 ,  2G045CB01 ,  2G045CB30 ,  2G045DA80 ,  2G045FA11 ,  2G045FB12 ,  2G045GC15 ,  2G045HA09 ,  2G045JA01 ,  2G045JA06

前のページに戻る