特許
J-GLOBAL ID:200903022698676816

リボン状プレートヒートパイプ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-065311
公開番号(公開出願番号):特開平8-219665
出願日: 1995年02月16日
公開日(公表日): 1996年08月30日
要約:
【要約】【目的】 軽量柔軟性金属の押出成型で得られる安価な、貫通細径トンネル群を有するリボン状プレートを有効利用し、プレートパイプの大幅なコスト低減とその独特な機能の活用を図る。【構成】 貫通細径トンネル群を有する長尺プレートの両端面を溶接封止すると共にプレート表面側からの切削によりトンネル間隔壁の一部を切除したる後その開口部を溶接密閉する手段により順次隣接トンネルとの間を作動液が流通自在なようにして蛇行細径トンネルを内蔵した強靭なリボン状ヒートパイプを構成。【効果】 これはプレートヒートパイプを従来の構造による必須製造装置の大きさの制約から解放するもので、殆ど長さ無制限のリボン状ヒートパイプの提供を可能にし、その組合わせによる大面積プレートヒートパイプの提供をも可能にし、柔軟性プレートヒートパイプを提供し、更に軽量小型高機能の電磁機器用自己冷却型コイルの構成をも可能にした。
請求項(抜粋):
アルミ系、マグネシューム系金属の如き軽量柔軟性金属の押出成型により形成され、並列複数の貫通トンネル群を有するリボン状金属プレートの両端末において、トンネル群の両端末が所定の溶接手段により溶接封止されてあり、更に夫々のトンネルの一端末は溶接封止部に近接す部分において、隣接する次のトンネルの一端末と所定の手段により相互に連結連通されることによりUターンせしめられ、この隣接する次のトンネルの他の端末は溶接封止部に近い部分において更に隣接する次次のトンネルの一端末と同様な所定の手段により相互に連結連通されることによりUターンせしめられ、このような手段が順次繰り返されて、トンネル群は連続する長尺蛇行細径トンネルとして形成されてあり、この長尺トンネルは蛇行細径トンネルコンテナとして、所定の作動液の所定量が封入されて構成されてなるリボン状プレートヒートパイプであって、トンネル群の両端末の所定の溶接封止手段はトンネル群の両端末から所定の深さに到るまでの部分を完全に充実充填する溶接封止手段であって、トンネル口元の群に対する差しろう溶接手段であるか、トンネル口元群が圧潰され且つ溶接された溶接手段であるか、トンネル口元群が整列している端縁に対して、貫通トンネル群を有しないリボン状金属プレートの端縁かまたはその短片の端縁かの何れかが突き合わせ溶接された溶接手段であるか、の何れかの溶接封止手段であり、それらの溶接封止手段は何れも溶接により発生する十分な量の溶融金属がトンネル端末から所定の深さに至るまでトンネルを完全に充填閉塞せしめプレート本体と一体化する溶接封止手段であり、トンネルをUターンせしめる手段としての隣接トンネル相互間の連結連通手段は、プレート両端末の封止部に近接する位置においてプレート表面側からの切削により、Uターンにより連通連結せしめられる隣接トンネル2本を対とする対間の隔壁即ちトンネル隔壁群の一条置きの隔壁の所定の部分が切除され、然る後プレート表面の切削開口部が溶接密閉される手段であることを基本構造としていることを特徴とするリボン状プレートヒートパイプ。
IPC (2件):
F28D 15/02 101 ,  F28D 15/02 106
FI (2件):
F28D 15/02 101 H ,  F28D 15/02 106 G
引用特許:
出願人引用 (16件)
  • 特開平3-027833
  • 特開平4-366394
  • 特開昭60-106633
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