特許
J-GLOBAL ID:200903022718312123
ラマン分光測定法による注射液剤中の異物自動測定方法及びその装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
増田 守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-137113
公開番号(公開出願番号):特開2007-292704
出願日: 2006年05月17日
公開日(公表日): 2007年11月08日
要約:
【課題】注射液剤中の異物を自動検出し、外乱要因のない環境下において当該異物の同定を的確に行なうことができる、ラマン分光測定法による注射剤中の異物自動測定方法およびその装置を提供する。【解決手段】顕微ラマン分光装置のステージ下に置いた検査チップに注射液剤を注入し、低倍率の対物レンズによって検査チップの液材収容部をマッピングして画像を撮影し、撮影画像をコンピュータで二値化処理し、当該異物の重心の二次元座標を記録し、顕微ラマン分光装置の対物レンズを高倍率の対物レンズに切り替えて、異物が存在する座標位置にステージを移動し、ラマン分光測定法によって異物のスペクトルを取得し、前記スペクトルをコンピュータに記憶されているライブラリーと対比して、異物の物質名の同定を行なう。検査チップには、マイクロ流路を形成したものと、プール部を形成したものがある。【選択図】図1
請求項(抜粋):
マイクロ流路を形成してある検査チップを顕微ラマン分光装置の移動ステージ上に置き、該マイクロ流路に注射液剤を注入する工程と、
前記移動ステージを等間隔にてXY水平面内において自動移動させ、前記マイクロ流路面内をマッピングする工程と、
前記マイクロ流路に対してハロゲン透過照明光を照射し、当該マイクロ流路を低倍率対物レンズが設置された光学顕微鏡によって拡大すると共に、該拡大されたマイクロ流路の画像を荷電結合素子で撮像する工程と、
前記撮影画像をコンピュータで二値化処理する工程と、
前記二値化処理によりマイクロ流路内に異物を検出した場合、異物重心座標及び異物面積を計測してコンピュータに記録する工程と、
前記低倍率対物レンズを高倍率対物レンズへ自動交換する工程と、
前記記録された異物重心座標に基づいて前記光学顕微鏡の観察領域の中央に前記異物が配置されるように前記マイクロ流路を前記移動ステージにより移動する工程と、
前記高倍率対物レンズの焦点を前記異物にオートフォーカスし、ハロゲン透過照明光を照射し、拡大された異物の画像を前記荷電結合素子で撮像する工程と、
前記撮像画像をコンピュータで二値化処理し、異物重心座標及び異物面積を詳細に計測してコンピュータに記録する工程と、
前記記録された異物の詳細重心位置に基づいて前記光学顕微鏡の観察領域の中央に前記異物が配置されるように前記マイクロ流路を前記移動ステージにより移動する工程と、
前記ハロゲン透過光のシャッターを自動で閉じると共に、ラマン測定用の励起レーザ光のシャッターを自動で開き、異物重心にレーザ照射部からレーザ光を照射する工程と、
前記レーザ光により発生するラマン散乱光をラマン光検出部により検出する工程と、
前記検出したラマン散乱光を分光分析することで前記異物の物質を同定する工程、
とからなることを特徴とするラマン分光法による注射液剤中の異物自動測定方法。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (36件):
2G043AA03
, 2G043DA05
, 2G043DA06
, 2G043EA03
, 2G043EA13
, 2G043FA02
, 2G043GA07
, 2G043GA08
, 2G043GB07
, 2G043GB19
, 2G043HA01
, 2G043HA02
, 2G043HA05
, 2G043HA09
, 2G043HA11
, 2G043JA01
, 2G043JA02
, 2G043JA03
, 2G043KA09
, 2G043LA03
, 2G043NA01
, 2G043NA05
, 2G043NA06
, 2G051AA90
, 2G051AB01
, 2G051BA10
, 2G051BB07
, 2G051BB15
, 2G051BB17
, 2G051CA03
, 2G051CB02
, 2G051CC07
, 2G051CC15
, 2G051CC17
, 2G051DA05
, 2G051EA12
引用特許:
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