特許
J-GLOBAL ID:200903022725858212
排熱回収システム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
杉谷 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-161574
公開番号(公開出願番号):特開平10-009054
出願日: 1996年06月21日
公開日(公表日): 1998年01月13日
要約:
【要約】【課題】 制御遅れの問題発生を合理的に抑制するとともに、経年変化に影響されずに、排熱回収量の急激な変動に起因するオーバーシュートの発生を防止する。【解決手段】 循環ポンプの停止や温水吸収式冷凍機の運転の停止など、排熱回収量の急激な減少をフロースイッチ21や負荷側循環水温度センサ20により感知し、フィードフォワード側制御手段28から30%の制御出力を出し、それにフィードバック側制御手段24からの制御出力を加算した制御出力により三方弁16を制御し、冷却水の全量よりもやや少ない設定量の冷却水を放熱用熱交換器に供給する。排熱回収再開時には、エンジン冷却部に戻す冷却水の温度が設定温度以下になったことを冷却水温度センサ19で感知するまで、フィードフォワード側制御手段28からの制御出力を30%に維持し、オーバーシュートによる高温の冷却水をエンジン冷却部に戻すことを回避する。
請求項(抜粋):
エンジン(1) のエンジン冷却部と排熱回収用熱交換器(6) とを冷却水循環配管(5) を介して接続するとともに、前記排熱回収用熱交換器(6)に、循環ポンプ(7) を介装した負荷側循環配管(8) を介して排熱回収負荷を接続し、前記排熱回収用熱交換器(6) よりも前記冷却水循環配管(5) の下流側で、前記冷却水循環配管(5) に、放熱量変更手段(16)を備えた放熱用熱交換器(18)を設け、かつ、前記放熱量変更手段(16)よりも下流側で、前記冷却水循環配管(5) に、前記エンジン冷却部に戻される冷却水の温度を測定する冷却水温度センサ(19)を設け、その冷却水温度センサ(19)で測定される冷却水の温度に基づいて前記放熱量変更手段(16)を作動するように構成した排熱回収システムにおいて、前記負荷側循環配管(8) の前記排熱回収負荷よりも下流側に設けられて、そこを流れる負荷側循環水の温度を測定する負荷側循環水温度センサ(20)と、前記負荷側循環水温度センサ(20)で測定される負荷側循環水の温度と第1の設定温度とを比較して負荷側循環水の温度が第1の設定温度以上のときに放熱信号を出力する排熱回収量検出手段(22)と、前記負荷側循環配管(8) に設けられて、負荷側循環水の流動状態が所定の流動状態かそれ以外の異常流動状態かを検出して異常流動状態の検出に伴って放熱信号を出力する流動状態検出手段(21)と、前記放熱信号に基づいて、前記冷却水温度センサ(19)による冷却水の測定温度が第2の設定温度よりも低くなるまで放熱信号を出力させるホールド手段(27)と、前記放熱信号に応答して、前記放熱量変更手段(16)の弁開度を、前記エンジン(1) が定格運転し、かつ、前記排熱回収負荷の排熱需要が零のときに前記放熱用熱交換器(18)に供給すべき冷却水量を流す弁開度よりも小さい開度に予め設定した設定弁開度になるように制御出力を出すフィードフォワード側制御手段(28)と、前記冷却水温度センサ(19)による冷却水の測定温度に基づいて、その測定温度が高くなるほど放熱量が増大するように前記放熱量変更手段(16)を制御する制御出力を出すフィードバック側制御手段(24)とを備え、前記フィードフォワード側制御手段(28)からの制御出力と前記フィードバック側制御手段(24)からの制御出力とを加算した制御出力によって前記放熱量変更手段(16)を制御するように構成したことを特徴とする排熱回収システム。
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