特許
J-GLOBAL ID:200903022745444341

ポリカーボネートコポリエーテルジオールの2工程製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-078417
公開番号(公開出願番号):特開平10-045678
出願日: 1997年03月28日
公開日(公表日): 1998年02月17日
要約:
【要約】【課題】 ポリウレタン最終製品、サーモエラストマー、塗料および接着剤の分野で添加剤として効果的なポリカーボネートコポリエーテルジオール(PEGCD)の製造法の提供。【解決手段】 2つの連続した反応工程を含んでなるPEG CDの製造法であって、第一工程で、蒸留カラムを取り付けた反応器中で、1種またはそれより多いポリエーテルグリコール(PEG)を炭酸ジメチル(DMC)と、塩基性触媒の存在下で反応させることにより、前駆物質である、ポリエーテルジオールのビス-ジメチルカーボネート(MC PEG C)を製造し、第二工程で、前駆物質を、触媒および過剰のDMCから分離した後、PEGと、溶剤および有機金属触媒の存在下でエステル交換反応させることにより、PEG CDに転化させる方法。
請求項(抜粋):
下記の(A)〜(B)の工程を含んでなることを特徴とする、式(I)を有するポリカーボネートコポリエーテルジオール(PEG CD)の製造法。【化1】(式中、R1 、R2 ...Rp は、同一であるか、または異なるものであって、2価の有機基であり、下記の構造、すなわちに対応し、n’およびm’は分数も含めて1〜10の数であり、n、mおよびqは1〜10のどの数でもよく、一般式中、x、yおよびzは個別に、または合計として、1〜40のどの数でもよい)であって、(A)蒸留カラムを取り付けた反応器中で、式HO-R’-OH(式中、R’は下記の構造、すなわちの一つに対応する2価の有機基であり、m’およびn’は上記の意味を有する)を有する1またはそれより多いポリエーテルグリコール(PEG)を炭酸ジメチル(DMC)と、温度90〜120°C、DMC/PEGのモル比2〜12で、0.001〜0.1重量%濃度の、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の群に族する金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩またはアルコラートからなる群から選択された塩基性触媒の存在下で反応させることにより、前駆物質である、式【化2】(式中、R1 、R2 ...Rp は、同一であるか、または異なるものであって、2価の有機基であり、前に定義した意味を有し、x’、y’...z’は個別に、または合計として、1〜10のどの数でもよい)を有するポリエーテルグリコールポリカーボネートのビス-ジメチルカーボネート(MC PEG C)を製造する第一反応工程、および(B)前駆物質であるポリエーテルグリコールポリカーボネートのビス-ジメチルカーボネート(MC PEG C)を、触媒および過剰の炭酸ジメチル(DMC)から分離した後、蒸留カラムを取り付けた反応器中で、式HO-R”-OH(式中、R”は下記の構造、すなわち-(C-C-O)n'-C-C--(C-C-C-C-O)m'-C-C-C-C-の混合物または1種である)を有するポリエーテルグリコール(PEG)と、温度140〜185°C、大気圧で、ポリエーテルグリコールポリカーボネートのビス-ジメチルカーボネート(MC PEG C)とポリエーテルグリコール(PEG)のモル比0.8〜2で、溶剤および0.0001〜0.0010重量%濃度の、スズ、鉛、チタン、ジルコニウム、およびアンチモンの化合物から選択された有機金属触媒の存在下でエステル交換反応させることにより、ポリカーボネートコポリエーテルジオールに転化させる第二反応工程。
IPC (5件):
C07C 69/96 ,  B01J 23/02 ,  C07C 68/06 ,  C08G 64/32 ,  C07B 61/00 300
FI (5件):
C07C 69/96 Z ,  B01J 23/02 X ,  C07C 68/06 Z ,  C08G 64/32 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特開昭61-272230
  • 特開平4-008725
  • 特開昭61-272230
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