特許
J-GLOBAL ID:200903022827774374

セルロースエステルフィルムの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 日比 紀彦 ,  岸本 瑛之助 ,  渡邊 彰
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-287195
公開番号(公開出願番号):特開2006-095971
出願日: 2004年09月30日
公開日(公表日): 2006年04月13日
要約:
【課題】 特に偏光板用保護フィルム及び位相差フィルムに有用なセルロースエステルフィルムの溶液流延製膜法による製造方法であって、流延支持体表面へのカルシウム及びマグネシウム化合物の析出及びこれらが蓄積した付着物(汚れ)の発生を防止する。偏光板の保護フィルムに適した品質の良いセルロースエステルフィルムを、きわめて生産性よく製造する。【解決手段】 セルロースエステルのドープの作製後に、ドープを溶剤沸点より5°C以下の低い温度にしてから24時間以内に支持体上にドープを流延する。無限移行する無端の支持体のウェブ剥離点から、再びドープを流延する流延地点までの支持体表面近傍の空間に、ウェブを剥離した直後の支持体温度より2°Cから10°Cの範囲内で低い水露点に制御した風を供給し、かつウェブを支持体から剥離した後、再び支持体上にドープを流延までの時間を1〜5秒とする。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
カルシウム及びマグネシウムのいずれかもしくは両方が、合計でセルロースエステル重量の5〜100ppm含まれるセルロースエステルを溶剤と混合した後、溶剤沸点より10°C以上高い温度に加温し、セルロースエステルを溶剤に溶解させてドープを作製し、その後ドープを、溶剤沸点より5°C以下の低い温度になるまで冷却してから、鏡面処理された表面を有する無限移行する無端の支持体(ベルトあるいはドラム、以下、支持体とも呼ぶ)上に流延し、支持体上で溶剤を蒸発させ、ドープ膜(以下、ウェブとも呼ぶ)が固化した後、これを剥離ロールで剥離し、これを移送ロールで移送し、さらに乾燥させることよりなる溶液流延製膜法によるセルロースエステルフィルムの製造方法において、ドープの作製後に、ドープを溶剤沸点より5°C以下の低い温度にしてから24時間以内に支持体上にドープを流延することを特徴とする、セルロースエステルフィルムの製造方法。
IPC (4件):
B29C 41/24 ,  C08J 5/18 ,  G02B 5/30 ,  G02F 1/133
FI (5件):
B29C41/24 ,  C08J5/18 ,  G02B5/30 ,  G02F1/1335 510 ,  G02F1/13363
Fターム (47件):
2H049BA02 ,  2H049BB18 ,  2H049BB33 ,  2H049BC01 ,  2H049BC09 ,  2H049BC21 ,  2H049BC22 ,  2H091FA08X ,  2H091FA08Z ,  2H091FA11X ,  2H091FA11Z ,  2H091FB02 ,  2H091FB12 ,  2H091FC22 ,  2H091LA03 ,  2H091LA19 ,  4F071AA09 ,  4F071AC03 ,  4F071AC04 ,  4F071AC07 ,  4F071AC10 ,  4F071AC12 ,  4F071AC19 ,  4F071AE05 ,  4F071AE19 ,  4F071AH12 ,  4F071BA02 ,  4F071BB02 ,  4F071BC01 ,  4F205AA01 ,  4F205AB16 ,  4F205AC05 ,  4F205AG01 ,  4F205AH73 ,  4F205AR06 ,  4F205AR11 ,  4F205GA07 ,  4F205GB02 ,  4F205GC02 ,  4F205GC07 ,  4F205GE06 ,  4F205GE10 ,  4F205GE24 ,  4F205GF24 ,  4F205GN22 ,  4F205GN24 ,  4F205GN29
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (1件)

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