特許
J-GLOBAL ID:200903022871077060

プラスチツク成形品のサンドイツチ成形方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小島 清路
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-302529
公開番号(公開出願番号):特開平5-111934
出願日: 1991年10月22日
公開日(公表日): 1993年05月07日
要約:
【要約】【目的】 成形品の末端部又は突出部においても確実にサンドイッチ状態を確保できるサンドイッチ成形方法を提供することを目的とする。【構成】 射出成形型を型締めし、スプルーを経て軟質樹脂材料Aを射出注入し、硬質樹脂材料Bを射出注入して軟質材料中に硬質材料を配置する成形方法において、成形型は成形品端末部等に相当するキャビティに小流路5を介して連続する空洞部6を形成したり小流路を閉鎖するスライドコア3を備え、小流路を閉鎖し軟質材料をショートショット状態になるように射出し、その後この中に硬質材料を注入しキャビティをほぼ充満し、次いでコアを後退させキャビティと空洞部を連続状態とし、空洞部内をほぼ充満する量の材料を注入し、空洞部近くの軟質材料を空洞部に押し出すと共に、該空洞部近くの硬質材料を更に空洞部側に押しやり、端末部等の先端側にも硬質材料を配置することを特徴とする。
請求項(抜粋):
射出成形型を型締めし、スプルーを経て軟質樹脂材料を射出注入した後、硬質樹脂材料を射出注入して該軟質樹脂材料中に該硬質樹脂材料を配置することにより、少なくとも成形品の一部に軟質樹脂材料の表皮層と硬質樹脂材料のコア層とからなるサンドイッチ構造のプラスチック成形品を成形する方法において、サンドイッチ構造を意図するプラスチック成形品の端末部若しくは突出部に相当するキャビティに隣接して空洞部を設けると共に、その移動により小流路を形成すると共に該小流路を介して前記キャビティと前記空洞部を連続させうるスライドコアを備えた成形型を用い、当初スライドコアにより前記小流路を閉鎖した状態にて、軟質樹脂材料を、前記キャビティ内に注入すべき硬質樹脂材料相当量を除いた量だけ射出し、次いで、前記軟質樹脂材料中に硬質樹脂材料を射出注入し、該硬質樹脂材料及び軟質樹脂材料にて前記キャビティをほぼ充満し、その後、前記スライドコアを移動させて小流路を形成し、該小流路を介してキャビティと空洞部とを連続状態とし、更に該空洞部内をほぼ充満するだけの前記硬質樹脂材料又は前記軟質樹脂材料をキャビティに射出注入して、前記空洞部の近くの軟質樹脂材料を該空洞部に押し出すと共に、該空洞部の近くに位置している硬質樹脂材料を更に空洞部側に押しやることにより、プラスチック成形品の端末部若しくは突出部の先端側にも硬質樹脂材料を配置することを特徴とするサンドイッチ構造を有するプラスチック成形品の成形方法。
IPC (4件):
B29C 45/16 ,  B29C 45/26 ,  B29L 9:00 ,  B29L 31:30

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