特許

J-GLOBAL ID：200903022889733224

繊維のフィブリル化防止方法及びフィブリル化防止剤

発明者： 村田 進 ,  今泉 茂巳 ,  奥村 和之 ,  大江 伸治 ,  神山 真一 ,  堀場 靖隆 ,  堀場 昌彦 ,  堀場 栄嗣
出願人/特許権者： 堀場染色有限会社 ,  岐阜県
代理人 (1件)： 恩田 博宣
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-089653
公開番号（公開出願番号）：特開平8-291472
出願日： 1995年04月14日
公開日（公表日）： 1996年11月05日
要約：

【要約】【目的】動植物系繊維のフィブリル化を容易に防止することができる繊維のフィブリル化防止方法及びフィブリル化防止剤を提供する。【構成】容器11に溜められた湯12には、二つ以上のエポキシ基を有する化合物13と、水酸化カリウム14とが投入される。この化合物13及び水酸化カリウム14の投入量は、湯12の1リッタ当たり100g及び0.5gとなっている。そして、精製セルロース繊維からなる糸15を湯12に90分間浸し、その間の湯12の温度を80°Cに保持する。すると、精製セルロース繊維におけるセルロースの水酸基と、化合物13のエポキシ基とが反応して前記セルロースが互いに架橋結合される。上記のように加工された糸15を素材とする衣類等では、その繊維のセルロースが互いに架橋結合されているため、洗濯時に当該繊維の一部が剥がれてフィブリル化するのを防止可能となる。

請求項（抜粋）：

動植物系繊維を所定の加熱湿潤状態に保持し、その状態でフィブリル化防止剤(13,14)(14,17)によって動植物系繊維を架橋結合させるようにした繊維のフィブリル化防止方法。