特許
J-GLOBAL ID:200903022908495550

高強度シャフト部品およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小塩 豊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-170276
公開番号(公開出願番号):特開2000-002229
出願日: 1998年06月17日
公開日(公表日): 2000年01月07日
要約:
【要約】【課題】 応力集中を受けやすい穴部を有するシャフト部品において、穴部のほか、穴部以外の部分においても疲労強度がかなり向上しており、全体的に高強度化が達成された高強度シャフト部品を提供する。【解決手段】 自動変速機等の軸付装置に使用され且つ中心軸方向に対し垂直方向の穴3をもつ中実もしくは中空の鋼製シャフト部品2(2A)を製造するに際し、高周波焼入れ等の表面硬化処理を施すことにより、前記穴3の側面において50%マルテンサイト硬さまでの硬化層深さを中実品の場合は軸半径のまた中空品の場合は肉厚のいずれも50%以上まで確保した後、前記穴部3の部分に対してショットピーニングを行い、前記穴部3の部分を除いたスプラインなどの他の応力集中部位においては50%マルテンサイト硬さまでの硬化層深さを中実品の場合は軸半径のまた中空品の場合は肉厚のいずれも2〜45%の範囲とすることによって高強度シャフト部品を製造する。
請求項(抜粋):
自動変速機等の軸付装置に使用され且つ中心軸方向に対し垂直方向の穴をもつ中実もしくは中空の鋼製シャフト部品において、高周波焼入れ等の表面硬化処理が施されていて、前記穴の側面において50%マルテンサイト硬さまでの硬化層深さが中実品の場合は軸半径のまた中空品の場合は肉厚のいずれも50%以上まで確保されていると共に、前記穴部を除いたスプラインなどの他の応力集中部位においては50%マルテンサイト硬さまでの硬化層深さが中実品の場合は軸半径のまた中空品の場合は肉厚のいずれも2〜45%の範囲となっていて、少なくとも穴部に対してショットピーニングが施されていることを特徴とする高強度シャフト部品。
IPC (2件):
F16C 3/02 ,  C22C 38/00 301
FI (2件):
F16C 3/02 ,  C22C 38/00 301 A
Fターム (6件):
3J033AA01 ,  3J033AB03 ,  3J033AC01 ,  3J033BA12 ,  3J033BA15 ,  3J033BA20

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