特許
J-GLOBAL ID:200903022937972147

位相差板

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-264430
公開番号(公開出願番号):特開平11-109128
出願日: 1997年09月29日
公開日(公表日): 1999年04月23日
要約:
【要約】【課題】厚み精度が低い位相差板の位相差むらを均一にする。【解決手段】延伸された位相差板は表層が配向が高い平均分子量が6万以上の熱可塑性樹脂であり、中間層が配向の低い平均分子量が4万5千以下の熱可塑性樹脂よりなっている。この位相差板は製造において可塑剤をフィルム表面から均一に揮発させているので、厚み方向に表層から中間層へ向かうにしたがって可塑剤濃度が高くなり、フィルムの厚みが薄い部分は可塑剤量が少ないので厚い部分よりも可塑剤濃度が低い濃度分布になる。このような濃度分布で延伸されたフィルムは厚みの厚い部分の屈折率差は小さく、薄い部分は大きくなるので厚みむらがあっても屈折率差は均一になる。ここで、表層が延伸により高い屈折率差が得られる熱可塑性樹脂からなるので位相差板の位相差はより均一に保たれる。
請求項(抜粋):
表層の平均分子量が6万以上、中間層の平均分子量が4万5千以下の熱可塑性樹脂よりなるフイルム又はシートからなる位相差板であって、該フィルム又はシート中の可塑剤濃度が前記表層から前記中間層へ向かうにしたがって高くなっており、前記表層が前記中間層よりも配向が大きいことを特徴とする位相差板。
IPC (3件):
G02B 5/30 ,  B29D 11/00 ,  G02F 1/1335 510
FI (3件):
G02B 5/30 ,  B29D 11/00 ,  G02F 1/1335 510

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