特許
J-GLOBAL ID:200903022940749025

織って、陶器として焼くことが出来る金箔紙の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-031021
公開番号(公開出願番号):特開平10-193891
出願日: 1997年01月06日
公開日(公表日): 1998年07月28日
要約:
【要約】【課題】ガラス繊維や金属糸などを用い、陶器として焼くことが出来る織物の中に金箔を織り込み、摂氏750度ほどの高熱で焼くことを目的とする。そのような苛酷な条件のなかで、金箔は何等の変化も生ずることなく耐え得る。【解決手段】金箔を貼るベースとなるセラミックペーパーに(図1参照)ガラス粉と錫粉とクリアー3の混合液を塗り、更にその上に錫粉とクリアー2の混合液を塗り、その直後に金箔を貼り十分な時間をかけて自然乾燥を施す。金箔を細く糸状に切ったのち織り込み上記の如く高熱で焼くのであるが、ガラスと錫とクリアー3の層と錫とクリアー2の層が温度の上昇に適応した働きをする。温度の上昇するにしたがいクリアーは気化しだしやがて完全に無くなるが、摂氏230度ほどで両層の錫が溶けだし金箔に密着する。更に高熱となり、やがてガラス粉も溶解し、ベースの陶紙と最上層の金箔は完全に密着し一体化する。
請求項(抜粋):
ガラス粉を50%とポリビニールブチラールというクリアーを30%錫粉を20%の割合で混合した液体を陶紙(セラミックペーパー)の上に塗り、その上に錫の粉末を70%とクリアー30%の混合物を重ねて塗った層を形成し、さらに金箔を貼り付けることを特徴とする箔シートの製造方法。

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