特許
J-GLOBAL ID:200903022993789193

多成分混合物の分離精製方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-258546
公開番号(公開出願番号):特開平6-106003
出願日: 1992年09月28日
公開日(公表日): 1994年04月19日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 2成分以上を含有する多成分混合物を、少量の溶離用媒体で、各成分毎に連続的に高濃度、高純度、高回収率に分離精製して回収する。【構成】 A成分吸着カラムとB成分吸着カラムを1グループとしてこれを3グループ〔1A,1B分別ゾーン/2A,2B精製ゾーン/3A,3B脱離ゾーン〕設ける。混合物を2A,2Bに並列に流す。1Aを通過しB成分リッチになった排出液を、8aを経て予めBを吸着している2Bに通し、B以外の成分を更に追い出してBを精製する。1Bを通過した液も同様に2Bを通す。ついで2B,2Aを脱離する。n成分の混合物についてはグループ内カラム数をnとしグループ数はn-1以上とする。
請求項(抜粋):
複数本のカラムを用いて多成分から構成されてなる混合物を吸着力の差によって各成分毎に分離精製する多成分混合物の分離精製方法において、前記カラムの吸着剤として原料多成分混合物の分離しようとする各成分をそれぞれ選択的に吸着するものを用いると共に、前記複数本のカラムを分離しようとする目的成分の数(n)と同じ本数づつのカラムを1つのカラムグループとして構成し、これら各カラムグループを分別ゾーン、精製ゾーン及び脱離ゾーンからなる少なくとも3つのゾーンに分割して、該分別ゾーンに位置する各カラムでは、前記カラムグループの数を分離しようとする目的の成分の数よりも1つ少ない(n-1)以上の数として配備し、これら各カラムグループの各カラムをそれぞれ並列流れとして接続し、その最も上流のカラムグループ内の各カラムに分離しようとする原料流れをそれぞれ並列流れとして供給して、これら分別ゾーン内の各カラムグループの異なる吸着剤を充填した各カラムを順次通過させ、それによって原料中の各成分をカラムグループ内の各カラム毎に選択的に吸着させて分別し、吸着されずに残存した原料中の未吸着成分を精製ゾーンの各カラムにそれぞれ並列に供給して、該精製ゾーンに位置する各カラムでは、前記分別ゾーンで吸着されずに残存した原料中の未吸着成分をこの成分を選択的に吸着しているカラムの精製用媒体として利用し、前記脱離ゾーンに位置する各カラムでは、前記精製ゾーンの各カラムによって吸着分離された各成分をこれら各カラムの上流より流された脱離用媒体の各流れによってカラム外に流出させてカラムグループ内のカラムの数(n)だけ各成分を分別回収して、各カラムグループよりなるカラム群全体を各カラムグループ単位で順次移動させるか、或いは、これら配管中の流体の流れを弁の開閉によってカラムグループ単位で順次切り替えるか、或いは、両者を組み合わせることを特徴とする多成分混合物の分離精製方法。
IPC (2件):
B01D 15/00 101 ,  B01D 15/00

前のページに戻る