特許
J-GLOBAL ID:200903023009207932

汚水浄化槽

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 邦彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-144220
公開番号(公開出願番号):特開平5-337481
出願日: 1992年06月04日
公開日(公表日): 1993年12月21日
要約:
【要約】【目的】 生物濾過方法及び汚水浄化槽において、充填床に多孔質を有する粒状体を用い、その充填床を反応ゾーンと濾過ゾーンに分け高度な処理水を得る。【構成】 嫌気濾床槽、脱窒素槽、生物濾過槽、処理水槽、消毒槽を一体形にした汚水浄化槽であって、生物濾過槽に粒状担体を収納して生物濾過層を形成し、生物濾過層を上下2区画に分け、上区画を好気的生物分解を主とする反応ゾーンを、また下区画を物理的濾過を主とする濾過ゾーンを構成する。生物濾過槽では被処理水が上部から導入され、上区画下部から挿入された空気と向流接触しながら処理される。また、生物濾過槽の洗浄は、処理水を洗浄水として槽底部より導入し、かつ下区画の底部から挿入した空気によって行ない、上下区画境界部より排出させる。洗浄水は嫌気濾床槽へ移送する。
請求項(抜粋):
槽内を仕切壁で仕切り、複数の各種の処理槽を設け、これらの処理槽に被処理水を順次移流して浄化を行なう汚水浄化槽において、嫌気濾床槽、脱窒素槽、生物濾過槽、処理水槽、消毒槽の順で配列され、嫌気濾床槽上部に流入水量の変動を吸収する流量調整機能を有する空容積部を設け、嫌気濾床の通過液を移送ポンプにより後段の脱窒素槽上部へ移送し下向き流として流下させ、該槽底部から後段の生物濾過槽上部へ自然流下させ下向き流とし、該生物濾過槽は粒状物を収納した生物濾過層を有し、該生物濾過層を流入水及び洗浄水を通すが粒状物は通さない多孔部材を水平横断的に設けて仕切り生物濾過層を上下の2区画に分け、上区画の下部に多孔部材を設けると共に、さらに下区画の下部に流入水及び洗浄水を通すが粒状物は通さない多孔部材を水平横断的に設け、上区画及び下区画の多孔部材下方に空気を吐出する散気部材を設けると共に、両区画を仕切る多孔部材の下側で該槽内の処理水を通過させ、且つ下区画の粒状物は通さない多孔部材を設け、該多孔部材と両区画を仕切る多孔部材との間から槽内処理水を槽外の嫌気性濾床槽へ移流ポンプで洗浄排水として引き抜き、そして該生物濾過槽を下向流で流下した流入水は、生物濾過槽底部より処理水槽へ移り、処理水槽上部から消毒槽へ至るようにしてから放流され、また、処理水槽には該槽内液を脱窒素槽の上部へ返送する移送ポンプを備えたことを特徴とする汚水浄化槽。
IPC (3件):
C02F 3/00 ,  C02F 3/06 ,  C02F 3/10

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