特許
J-GLOBAL ID:200903023040946751
臓器の冷却保存および灌流のための組成物
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (12件):
鈴江 武彦
, 河野 哲
, 中村 誠
, 蔵田 昌俊
, 峰 隆司
, 福原 淑弘
, 白根 俊郎
, 村松 貞男
, 野河 信久
, 砂川 克
, 橋本 良郎
, 風間 鉄也
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-541120
公開番号(公開出願番号):特表2008-519830
出願日: 2005年11月11日
公開日(公表日): 2008年06月12日
要約:
本発明は、臓器、臓器の一部および組織の生存度を維持するための、機械式灌流に適した、新規な臓器保存溶液を提供する。この溶液は、ドナーの臓器、特に心拍動のないドナーから得られた臓器における、低体温機械式灌流に関する多くの問題を克服するよう設計された。この溶液は、虚血、エネルギーおよび栄養素の欠乏、酸性化、低体温および再灌流損傷に起因する有害事象を予防または最小化する。本発明による保存溶液は、当該分野の保存溶液、特に心拍動のないドナーから得られた臓器の保存および灌流のための溶液の現行の状態よりも優れているが、それは、アミノ酸、ビタミン、抗酸化剤、高分子量添加剤の濃度の増加およびバランスの最適化、ならびに緩衝能力の増強を提供することによる。さらに、本発明による保存溶液は、最適な物理的および化学的性質と、容易に利用でき、安価であり、および医薬的に試験され許容可能な化合物を使用することとを併用しており、製造コストを下げ、本発明による溶液の医学的な認可を容易なものとする。【選択図】なし
請求項(抜粋):
ドナーの臓器の生存度を維持するための、臓器保存および灌流溶液であって、組織培養培地を含み、以下の点を特徴とする溶液:
a) 組織培養培地を含む溶液の緩衝能力が、少なくとも20のベータまで増加しており、および、
b) デキストラン、PEG、ヒドロキシエチルデンプン(HES)およびアルブミンから成る化合物の群から選択される、少なくとも1つの高分子量化合物が、膠質浸透圧を増大させるために添加され、
c) 溶液が、140 mM未満の[Na+]濃度、25 mM未満の[K+]濃度を有し、[Na+]と[K+]との比が、少なくとも2:1、好ましくは5:1である。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (19件):
4B065AA90X
, 4B065BB02
, 4B065BB03
, 4B065BB14
, 4B065BB18
, 4B065BB19
, 4B065BC10
, 4B065BC18
, 4B065BD12
, 4B065CA44
, 4H011BB06
, 4H011BB09
, 4H011BB11
, 4H011BB19
, 4H011BC18
, 4H011CA01
, 4H011CB05
, 4H011CD02
, 4H011DH10
引用特許:
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