特許
J-GLOBAL ID:200903023052232991

部分ブラインド署名方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 精孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-160704
公開番号(公開出願番号):特開2001-343893
出願日: 2000年05月30日
公開日(公表日): 2001年12月14日
要約:
【要約】【課題】 署名対象文書中に必要な情報が正しく含まれていることを署名者及び署名要求者が相互に確認可能な部分ブラインド署名方式を提供すること。【解決手段】 署名対象文書を公開共通文書Dと秘匿文書mに分割し、署名者10側ではDに基づいてランダムな公開鍵y1を生成し、これと元々保持している公開鍵y0の少なくとも一方に対応する秘密鍵を保持していることを証明するゼロ知識証明プコトコルに基づいてmに対するブラインド署名を発行する。このゼロ知識証明はy0に対応する秘密鍵に対する証明を実際に行う一方で、y1に対応する秘密鍵に対する証明を擬似的に行うことで実行する。署名要求者20がy1またはy0に対応する秘密鍵を偽造できない限り、生成された署名はD及びmに基づいていることが保証される。署名要求者20及び署名検証者30側では署名者10と同様の手順でy1を作成し、y0とy1の両方を用いて署名を検証する。
請求項(抜粋):
署名者は、乱数を秘匿するコミット値を作成する作成手段と、コミット作成に使用した乱数及びチャレンジ値に基づいて署名を生成する署名手段とを有し、署名要求者は、乱数でコミット値を撹乱するコミット撹乱手段と、コミット値及び署名対象文書に基づいてチャレンジ値を作成するチャレンジ生成手段と、乱数でチャレンジ値を撹乱するチャレンジ撹乱手段と、署名から乱数成分を除去する撹乱除去手段と、署名を検証する署名検証手段とを有し、署名者が、署名対象の文書を知ることなく署名を実行するブラインド署名方式であって、署名対象の文書は公開共通文書と秘匿文書の二つの部分からなり、署名者は、公開共通文書からランダムな公開鍵を生成するランダム公開鍵生成手段と、ランダムに選んだチャレンジ値に対する署名を生成する疑似署名手段と、署名要求者より受信したチャレンジ値から疑似署名手段で用いたランダム値を分離して別のチャレンジ値を生成するチャレンジ分離手段とを有し、署名要求者は、チャレンジ値からも乱数成分を除去する撹乱除去手段と、署名者と同様のランダム公開鍵生成手段とを有し、署名者が、ランダム公開鍵生成手段によってランダム公開鍵y1を生成するステップと、署名者が、コミット作成手段によって乱数kに対応するコミット値r0を生成するステップと、署名者が、疑似署名手段によってy1に基づく疑似署名s1、ランダムなチャレンジ値c1及びランダムなコミット値r1を得るステップと、署名要求者が、ランダム公開鍵生成手段によってランダム公開鍵y1を生成するステップと、署名要求者が、コミット撹乱手段によってr0及びr1を撹乱し、撹乱されたコミット値γ01を得るステップと、署名要求者が、撹乱したコミット値γ01及び署名対象文書に基づいて、チャレンジ生成手段によってチャレンジ値εを得るステップと、署名要求者が、チャレンジ撹乱手段によって撹乱されたチャレンジ値eを得るステップと、署名者が、チャレンジ分離手段によってeからc1を分離してc0を生成するステップと、署名者が、k,c0及び秘密の署名鍵に基づいて、署名手段によって署名s0を生成するステップと、署名要求者が、撹乱除去手段によってc0,s0からε00を生成するステップと、署名要求者が、撹乱除去手段によってc1,s1からε11を生成するステップと、署名要求者が、γ000111、公開共通文書及び秘匿文書に基づいて、署名検証手段によって署名を検証するステップとを実行することを特徴とする部分ブラインド署名方式。
IPC (2件):
G09C 1/00 640 ,  G09C 1/00
FI (2件):
G09C 1/00 640 B ,  G09C 1/00 640 C
Fターム (9件):
5J104AA09 ,  5J104JA23 ,  5J104JA29 ,  5J104KA08 ,  5J104LA03 ,  5J104LA06 ,  5J104LA08 ,  5J104NA02 ,  5J104NA12

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