特許
J-GLOBAL ID:200903023055673948

角形密閉電池の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-048975
公開番号(公開出願番号):特開平6-267514
出願日: 1993年03月10日
公開日(公表日): 1994年09月22日
要約:
【要約】【目的】封口工程の際に封口板が変形するのを防止すると共に気密性を向上することが可能な角形密閉電池の製造方法を提供することを目的とする。【構成】互いに対向する2つの長手方向の側辺が外方へ湾曲した形状を有する角形の封口板が収納された絶縁ガスケットを発電要素が収納された有底角筒形の外装缶内に載置し、中空部が中央部に設けられ、かつ前記中空部の前記封口板の湾曲した側辺と対応する面を外方へ湾曲させた絞り金型を用いて前記外装缶を縮径して前記絶縁ガスケットを内方に圧縮し、更に中空部及び凹部が中央部に設けられ、かつ前記凹部の前記封口板の湾曲した側辺と対応する面を外方へ湾曲させたカール金型を用いて前記外装缶の上部開口部の上端を内方に折り曲げることにより前記封口板を前記絶縁ガスケットで圧縮固定することを特徴としている。
請求項(抜粋):
上部開口部を拡口することにより形成された段部を有する有底角筒形の金属製外装缶内に発電要素を収納する工程と、互いに向かい合う2つの長手方向の側辺が外方へ湾曲した形状を有する角形の金属製封口板を底部に矩形の穴を有する有底角筒形の絶縁ガスケット内に載置する工程と、前記絶縁ガスケットを前記外装缶の段部上に載置する工程と、角筒形の中空部が中央部に設けられ、かつ前記中空部の下端内周面が外側に拡口された絞り金型を用い、前記中空部を上下動するナックアウトで前記外装缶の前記上部開口部を押さえながら前記絞り金型を前記外装缶の前記上部開口部に挿入し前記外装缶の前記上部開口部を前記外装缶の胴部寸法まで縮径して前記絶縁ガスケットの立上がり部を内方に圧縮する工程と、角筒形の中空部が中央部に設けられ、かつ底部に前記中空部と連通すると共に前記中空部より寸法の大きい角形凹部が形成されたカール金型を用い、前記中空部を上下動するナックアウトで前記外装缶の前記金属製封口板を押さえながら前記カール金型を前記外装缶の前記上部開口部の上端に当接させて前記外装缶の前記上部開口部の上端を内方に折り曲げることにより前記封口板を前記絶縁ガスケットで圧縮固定する工程とを具備した角形密閉電池の製造方法において、前記絞り金型は、前記中空部の内周面のうち前記封口板の湾曲した側辺に対応する面が外方へ湾曲した形状を有し、かつ前記カール金型は、前記角形凹部の内周面のうち前記封口板の湾曲した側辺に対応する面が外方へ湾曲した形状を有することを特徴とする角形密閉電池の製造方法。

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