特許
J-GLOBAL ID:200903023077564123

泥水加圧式シールド工事における切羽水圧の自動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野田 茂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-266525
公開番号(公開出願番号):特開平6-088481
出願日: 1992年09月09日
公開日(公表日): 1994年03月29日
要約:
【要約】【目的】 切羽箇所における泥水の水圧の調整を自動化できるようにする。【構成】 送泥流量センサ33や排泥流量センサ35によって泥水の供給量や排出量を検出し、速度センサ29によってシールド機1の掘進速度を検出し、これら送泥流量センサ33や排泥流量センサ35と速度センサ29との検出結果を所定時間毎に制御用コンピュータ47の偏差流量検出部49に入力して、泥水の供給量や排出量に対する前記掘削土の排出量の過不足を示す偏差流量を所定時間毎に検出し、これに基づいてファジー推論部55が、ファジー制御ルール保持部57に保持されたファジー制御ルールRを適用してファジー推論し、その推論結果に基づいて制御部61が、切羽水圧センサ39で検出される切羽水圧や送泥圧力センサ37で検出される泥水のカッターチャンバ13内への供給圧を監視しつつ送泥ポンプ19の駆動を制御する構成とした。
請求項(抜粋):
供給ポンプによりシールド機の後方から切羽へ泥水を供給して該切羽を保持し、前記シールド機で掘削された掘削土を、排出ポンプにより前記泥水と共に前記切羽から前記シールド機の後方へ排出するようにした、泥水加圧式シールド工事における、前記切羽を保持するための該切羽箇所での前記泥水の水圧を制御する装置であって、前記切羽箇所における前記泥水の水圧を検出する切羽水圧検出手段と、前記シールド機の掘進速度を検出する掘進速度検出手段と、前記供給ポンプによる前記泥水の供給量を検出する供給量検出手段と、前記排出ポンプによる前記泥水の排出量を検出する排出量検出手段と、前記掘進速度検出手段、供給量検出手段、及び排出量検出手段の検出結果に基づいて、前記泥水の給排量に対する前記掘削土の排出量の過不足を示す偏差流量を所定時間毎に検出する偏差流量検出手段と、前記偏差流量検出手段で検出された最新の過去及び現在の偏差流量に基づいて、該両偏差流量の各々に対応するファジースケール値を出力するファジースケール値出力手段と、前記最新の過去及び現在の偏差流量の各々に対応するファジースケール値に基づいて、該両偏差流量の各々に関するメンバーシップ関数値を出力するメンバーシップ関数値出力手段と、ファジー制御ルールを保持するファジー制御ルール保持手段と、前記ファジー制御ルールに基づいて前記メンバーシップ関数値に対するファジー推論を行うファジー推論手段と、前記ファジー推論手段による推論結果に基づいて前記切羽箇所における前記泥水の水圧の制御量を出力する制御量出力手段と、前記制御量出力手段から出力された前記制御量と、前記切羽水圧検出手段で検出された前記切羽箇所における前記泥水の水圧とに基づいて前記供給ポンプの駆動を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする泥水加圧式シールド工事における切羽水圧の自動制御装置。

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