特許
J-GLOBAL ID:200903023110568806

非観血血圧測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本田 崇
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-326633
公開番号(公開出願番号):特開平6-169892
出願日: 1992年12月07日
公開日(公表日): 1994年06月21日
要約:
【要約】【目的】 振動や体動などによるノイズが混入しても誤差を抑えて血圧値を信頼性よく測定できるようにする。【構成】 カフ4と、カフ圧を検出する圧検出器9と、カフ4を加圧するカフ圧コントロール用ポンプ8と、カフ4による身体の加圧部分に異なる2波長の光を照射する発光部5と、この発光部5から身体に入射された光の透過光量または反射光量を検出する受光部6A,6Bと、この受光部6A,6Bから得られる受光信号中の各波長の直流成分と脈波成分を分離する復調回路11と、この復調回路11からの検出出力が取り込まれ、カフ加圧前に測定した酸素飽和度から許容ばらつき範囲を算出するとともに、カフ圧を上昇されていった過程で測定した酸素飽和度がこの許容ばらつき範囲内にあるか否かを判定して、許容ばらつき範囲内にあれば、脈波成分(光電容積脈波信号)の振幅値とカフ圧とから、被験者の血圧値を算出し、許容ばらつき範囲内になければ、その時点で取り込まれた脈波成分を無効とする処理を行なうCPU1とを有している。
請求項(抜粋):
被験者の身体の一部に装着されるカフと、このカフによって被験者の身体に対して加圧されるカフ圧を検出する圧検出器と、入力される昇圧制御信号によってカフを加圧するか、減圧制御信号の入力によってカフ圧を降下させる加圧手段と、上記カフによる身体の加圧部分に赤色光と赤外光の異なる2波長の光を照射する発光部と、この発光部から身体に入射された光の透過光量または反射光量を検出する受光部と、この受光部から得られる各波長の受光信号中の直流成分と脈波成分を分離する信号成分分離手段と、この信号成分分離手段から得られる各波長の直流成分と脈波成分から2波長についての動脈血流による吸光度の脈動成分の比を算出し、この吸光度の比から酸素飽和度を算出する酸素飽和度演算手段と、この酸素飽和度演算手段で求められる、上記カフによる加圧前の被験者の酸素飽和度の値を平均し、この平均値から許容ばらつき範囲を算出する許容ばらつき範囲算出手段と、許容ばらつき範囲を求めたあとに、上記圧検出器からの検出出力を受けながら昇圧制御信号を上記加圧手段に出力するか、一度昇圧したカフ圧を降下させる減圧制御信号を上記加圧手段に出力するカフ圧制御手段と、このカフ圧制御手段によってカフ圧が昇圧されていく測定過程、または減圧されていく測定過程において求められた酸素飽和度の値が、上記許容ばらつき範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、上記測定過程において上記信号成分分離手段によって得られる脈波信号の中から、この判定手段による判定結果に基づいて有効脈波信号を選び出し、この有効脈波信号の振幅値と上記圧検出器から得られるカフ圧の値とから被験者の血圧値を容積振動法により算出する血圧値測定手段とを有することを特徴とする非観血血圧測定装置。
IPC (2件):
A61B 5/022 ,  A61B 5/14 310
FI (2件):
A61B 5/02 337 F ,  A61B 5/02 337 E

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