特許
J-GLOBAL ID:200903023167314657

ねじ締付装置及び該装置の異物噛み込み判定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-345349
公開番号(公開出願番号):特開2001-162548
出願日: 1999年12月03日
公開日(公表日): 2001年06月19日
要約:
【要約】【課題】 ねじ締め付け工程内で発生する座面及びねじ部への異物の混入を精度良く検出し、締結後の軸力低下を防止する。【解決手段】 ねじを締め付ける際にねじが異物を噛み込むと、その異物を変形させながらねじが締め付けられるために、締め付けトルクが第1基準トルクよりも上昇する(A〜B間)。この異物変形終了後はねじを締め付けるに必要なトルクのみで駆動トルクが上昇する(B〜C間)。本発明のねじ締付装置の異物噛み込み判定方法では、このB〜C間のねじを締め付けるために必要なトルクの上昇近似直線を利用して、異物の変形のために要したトルクをA〜D間の角度差又はABDで囲った面積から求め、このトルク値を予め設定したしきい値と比較することで、異物の噛み込みを高精度に検出することができる。
請求項(抜粋):
ねじ把持具を駆動する回転動力源と、前記回転動力源が前記ねじ把持具を駆動する駆動トルクを検出するトルク検出手段と、前記ねじ把持具のねじ締め角度を検出する回転角検出手段と、前記トルク検出手段によって検出されるトルクが、トルクの上昇開始を判定するための第1の基準トルクとなったときのねじ締め角度をトルク上昇開始点として設定する上昇開始点設定手段と、前記トルク検出手段によって検出されるトルクが、ねじ締め完了に対応する第2の基準トルクとなったときのねじ締め角度をねじ締め完了点として設定するねじ締め完了点設定手段と、異物変形終了後のねじ締め付け角度の増加に伴うトルクの上昇勾配を検出する上昇勾配検出手段と、前記上昇勾配検出手段によって検出された上昇勾配で、前記ねじ締め完了点に達した場合の、前記第1の基準トルクに対応するねじ締め付け角度を仮想ねじ締め開始点として設定する仮想ねじ締め開始点設定手段と、前記トルク上昇開始点のねじ締め角度と仮想ねじ締め開始点のねじ締め角度との角度差が所定値以上である場合に、異物の噛み込みと判断する判断手段と、を備えるねじ締付装置。
IPC (3件):
B25B 23/14 620 ,  B25B 23/14 610 ,  B23P 19/06
FI (3件):
B25B 23/14 620 G ,  B25B 23/14 610 K ,  B23P 19/06 K
Fターム (8件):
3C038AA01 ,  3C038BC04 ,  3C038CA01 ,  3C038CA06 ,  3C038CA07 ,  3C038CA10 ,  3C038EA02 ,  3C038EA03

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