特許

J-GLOBAL ID：200903023179359125

フェーシング摩擦材の製造方法

発明者： 鈴木 光一 ,  森田 啓介
出願人/特許権者： 三菱マテリアル株式会社
代理人 (1件)： 重野 剛
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-290007
公開番号（公開出願番号）：特開平10-130628
出願日： 1996年10月31日
公開日（公表日）： 1998年05月19日
要約：

【要約】【目的】 耐摩耗性、μ-V特性、耐久性に優れたフェーシング摩擦材を提供する。【構成】 カーボンファイバーとアラミド繊維との混合物に、摩擦調整材及び充填材を添加混合した後抄造し、抄造シートを乾燥後、ポリアミドイミド樹脂液を含浸させ、50kgf/cm2 以上で熱圧プレスした後、熱硬化処理する。【効果】 カーボンファイバーとアラミド繊維との強固な三次元の繊維のからみ合い構造で、潤滑油の移動が可能な隙間を形成する。摩擦調整材は、摩擦係数の安定化に有効に機能する。充填材は、繊維材の隙間に入り込んで良好な補強効果を示す。ポリアミドイミド樹脂は、材料を強固に固着し、高強度化、空隙の保持に有効に作用する。均一分散状態の抄造シートを得、耐熱性、耐摩耗性に優れるポリアミドイミド樹脂を含浸させて安定な特性を得る。熱圧プレスによる高強度化で耐久性が向上する。

請求項（抜粋）：

カーボンファイバーとアラミド繊維との混合物に、摩擦調整材及び充填材を添加混合した後、抄造し、得られた抄造シートを乾燥後、ポリアミドイミド樹脂液を該シートに含浸させ、次いで、50kgf/cm2 よりも高い圧力で熱圧プレスした後、熱硬化処理することを特徴とするフェーシング摩擦材の製造方法。

IPC (4件)：

C09K 3/14 520 ,  C09K 3/14 ,  C09K 3/14 530 ,  C08J 5/14 CFG

FI (5件)：

C09K 3/14 520 F ,  C09K 3/14 520 J ,  C09K 3/14 520 M ,  C09K 3/14 530 H ,  C08J 5/14 CFG