特許
J-GLOBAL ID:200903023193014084

リニアモータ走行軸の機械ブレーキ機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹本 松司 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-281289
公開番号(公開出願番号):特開平10-112971
出願日: 1996年10月03日
公開日(公表日): 1998年04月28日
要約:
【要約】【課題】 電源遮断時に応答性良く十分な制動力が得られるコンパクトな機械ブレーキ機構をリニアモータ走行軸に装備すること。【解決手段】 停電事故等により電源が遮断されると、ガイドレール10に案内されるリニアガイド7上に支持されたリニアスライダ1は惰走状態に入る。同時に吸引板保持用電磁石6の吸引板3の吸着機能が失われ、コイルバネ8の伸張力と自重により、摩擦部材5を含むブレーキユットが下方に駆動される。磁場感応吸引性の吸引板3が固定マグネット4から強い吸引力を受け、摩擦部材5が外部摩擦係合部材11に押し付けられ、走行スライダ1は急減速し、停止に至る。吸引板保持用電磁石6への給電を再開し、エアシリンダ機構9を動作させるとピストン91が上方に駆動される。シリンダ部材93の肩部94に当接し、吸引板3を上方へ引き上げて固定マグネット4から引き離すと、機械ブレーキが解除される。
請求項(抜粋):
リニアモータ走行軸の機械ブレーキ機構であって、磁場感応吸引性を有する吸引部材と、前記リニアモータ走行軸の走行スライダに前記吸引部材を、前記リニアモータ走行軸に沿って配設された固定マグネットに対して離接可能に支持する吸引部材支持手段と、前記吸引部材を前記固定マグネットに対して離隔した位置に解除可能に保持する吸引部材離隔保持手段と、前記吸引部材上に設けられた摩擦部材と、前記リニアモータ走行軸に沿って配設され、前記摩擦部材と摩擦係合可能な外部摩擦係合部材と、前記吸引部材を前記固定マグネットから離隔する方向に駆動するための外部アクチュエータ手段を備え、前記リニアモータ走行軸の電源遮断時もしくは緊急停止必要時には、前記吸引部材離隔保持手段の吸引部材離隔保持機能が解除され、前記吸引部材が前記固定マグネットに対して近接する位置まで自発的に移動し、前記吸引部材と前記固定マグネットの間に作用する磁気吸引力によって前記摩擦部材が前記外部摩擦係合部材に対して押し付けられるようになっている、前記リニアモータ走行軸の機械ブレーキ機構。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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