特許
J-GLOBAL ID:200903023205336414
金属銀微粒子の製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (4件):
宮崎 昭夫
, 石橋 政幸
, 岩田 慎一
, 緒方 雅昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-031772
公開番号(公開出願番号):特開2006-219693
出願日: 2005年02月08日
公開日(公表日): 2006年08月24日
要約:
【課題】 酸化銀を原料とし、液相中における還元反応によって、ナノサイズの粒子径を有する金属銀微粒子を調製する方法の提供。【解決手段】 粉末状の酸化銀(I)に含まれる銀原子1モル量あたり、脂肪酸一種以上を、そのカルボキシ基の総和が0.05〜1.0モル量となる量と、液状のアミン化合物を、アミノ窒素原子の総和が0.8〜3.0モル量となる量とを添加し、酸化銀分散混合物とした上で、撹拌、加熱することにより、脂肪酸とアミン化合物を含む液相中において、還元により生成する銀原子からなる、平均粒子径3〜20nmの金属銀微粒子を形成させる。該金属銀微粒子の表面は、前記アミン化合物がそのアミノ窒素原子上に存在する孤立電子対を利用して、配位的な結合を介して被覆してなる形態を有する。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
酸化銀を原料とし、液相中における還元反応によって、平均粒子径3nm〜20nmの金属銀微粒子を調製する方法であって、
粉末状酸化銀(I)に含まれる銀原子1モル量あたり、
飽和脂肪族カルボン酸または不飽和脂肪族カルボン酸から選択される、脂肪酸一種以上を、そのカルボキシ基の総和が0.05〜1.0モル量となる量と、
液状のアミン化合物を、アミノ窒素原子の総和が0.8〜3.0モル量となる量とを添加し、
必要に応じて、非極性溶媒を加えて、
前記脂肪酸とアミン化合物とが均一に混和されてなる混合物中に、前記粉末状酸化銀(I)が分散されてなる酸化銀分散混合物を調製する工程と、
該酸化銀分散混合物を加熱攪拌し、前記脂肪酸とアミン化合物とが均一に混和されてなる混合物からなる液相中において、前記アミノ化合物の存在下、該酸化銀(I)に前記脂肪酸を作用させ、対応する脂肪酸銀(I)とした後、還元により生成する銀原子からなる平均粒子径3nm〜20nmの金属銀微粒子を析出させる工程とを有し、
析出される平均粒子径3nm〜20nmの金属銀微粒子は、その表面の銀原子に対して、少なくとも、前記アミン化合物が、そのアミノ窒素原子上に存在する孤立電子対を利用して、配位的な結合を介して被覆してなる形態である
ことを特徴とする金属銀微粒子の製造方法。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (10件):
4K017AA03
, 4K017BA02
, 4K017CA08
, 4K017EJ01
, 4K017EJ02
, 4K017FB07
, 4K017FB11
, 4K018BA01
, 4K018BB05
, 4K018BC29
引用特許:
出願人引用 (2件)
-
特許第2561537号公報
-
特許第3205793号公報
前のページに戻る