特許
J-GLOBAL ID:200903023222432842

ピリミジン化合物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-563496
公開番号(公開出願番号):特表2003-525277
出願日: 2001年02月26日
公開日(公表日): 2003年08月26日
要約:
【要約】式(I)【化1】〔式中、Q1とQ2は、本明細書中に記載のように置換されていてもよいアリールまたは炭素結合ヘテロアリールから独立的に選択され; Q1とQ2の一方またはQ1とQ2の両方の環炭素が、スルファモイル、ハロまたはヒドロキシで置換されていてもよいN-(C1-4アルキル)スルファモイル、ハロまたはヒドロキシで置換されていてもよいN,N-ジ-(C1-C4アルキル)スルファモイル、ハロまたはヒドロキシで置換されていてもよいC1-4アルキルスルホニル、あるいは式(Ia)または(Ia')【化2】の置換基から選択される1つの基で置換されており; Q1、Q2、G、R1、Y、Z、Q3、n、およびmは本明細書中にて定義した通りである〕のピリミジン誘導体、ならびに前記ピリミジン誘導体の医薬用として許容しうる塩および生体内で加水分解可能なエステルが開示されている。これら物質の製造法、医薬用組成物、およびこれらの物質をサイクリン依存性のセリン/トレオニンキナーゼ(CDK)阻害剤として使用することも開示されている。
請求項(抜粋):
式(I)【化1】[式中、 Q1とQ2は、アリールまたは炭素結合したヘテロアリールから独立的に選択され、Q1とQ2の一方またはQ1とQ2の両方の環炭素が、スルファモイル、ハロまたはヒドロキシで置換されていてもよいN-(C1-4アルキル)スルファモイル、ハロまたはヒドロキシで置換されていてもよいN,N-ジ-(C1-C4アルキル)スルファモイル、ハロまたはヒドロキシで置換されていてもよいC1-4アルキルスルホニル、あるいは式(Ia)または(Ia')【化2】〔式中、 Yは、-NHS(O)2-、-S(O)2NH-、または-S(O)2-であり; Zは、RaO-、RbRcN-、RdS-、ReRfNNRg-、C3-8シクロアルキル、フェニル、または複素環基であって、このとき前記のフェニル基、C3-8シクロアルキル基、または複素環基の環炭素が、Rhから選択される1つ以上の基で置換されていてもよく、前記複素環基が-NH-部分を含有している場合は、該窒素がRiから選択される基で置換されていてもよく; Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、およびRgは、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、フェニル、複素環基、およびC3-8シクロアルキルから独立的に選択され、このとき前記のC1-4アルキル、C2-4アルケニル、およびC3-8シクロアルキルが、Riから選択される1つ以上の基で置換されていてもよく; nは0または1であり; mは1、2、または3であって、さらに、ZがC3-8シクロアルキル、フェニル、または複素環基である場合は、mが0であってよく; Q3は窒素結合した複素環であって、このとき前記複素環の環炭素が、Rkから選択される1つ以上の基で置換されていてもよく、前記複素環基が-NH-部分を含有している場合は、該窒素がRmから選択される基で置換されていてもよい〕で示される置換基から選択される1つの基で置換されており; Gは-O-、-S-、または-NR2-であり; R2は、水素、C1-6アルキル、C3-6アルケニル、およびC3-6アルキニルから選択され、このとき前記のC1-6アルキル、C3-6アルケニル、およびC3-6アルキニルが、Rnから選択される1つ以上の基で置換されていてもよく; R1は、水素、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、N-(C1-3アルキル)アミノ、N,N-ジ-(C1-3アルキル)アミノ、シアノ、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、C1-3アルキル(ハロ、シアノ、アミノ、N-(C1-3アルキル)アミノ、N,N-ジ-(C1-3アルキル)アミノ、ヒドロキシ、およびトリフルオロメチルから独立的に選択される1個もしくは2個の置換基で置換されていてもよい)、C3-5アルケニル(最大3個までのハロ置換基で、または1個のトリフルオロメチル置換基で置換されていてもよい)、C3-5アルキニル、C1-3アルコキシ、メルカプト、C1-3アルキルスルファニル、カルボキシ、ならびにC1-3アルコキシカルボニルから選択され; Q1は、その環炭素が、ハロ、メルカプト、ニトロ、ホルミル、ホルムアミド、カルボキシ、シアノ、アミノ、ウレイド、カルバモイル、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル(前記のC1-4アルキル、C2-4アルケニル、およびC2-4アルキニルは、R0から選択される1個以上の基で置換されていてもよい)、C1-4アルカノイル、C1-4アルコキシカルボニル、複素環基、ヒドロキシで置換されていてもよいC1-4アルキルS(O)a(式中、aは0または1である)、N'-(C1-4アルキル)ウレイド、N',N'-ジ-(C1-4アルキル)ウレイド、N'-(C1-4アルキル)-N-(C1-4アルキル)ウレイド、N',N'-ジ-(C1-4アルキル)-N-(C1-4アルキル)ウレイド、N-C1-4アルキルアミノ、N,N-ジ-(C1-4アルキル)アミノ、N-C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ-(C1-4アルキル)カルバモイル、およびC1-4アルカノイルアミノから独立的に選択される1〜4個の置換基で置換されていてもよく; Q1はさらに、上記置換基とは独立的に、あるいは上記置換基に加えて、アリール、C3-8シクロアルキル、および複素環基から独立的に選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよく、このとき前記のアリール、C3-8シクロアルキル、または複素環基の環炭素がRpから選択される1個以上の基で置換されていてもよく、前記複素環が-NH-部分を含有している場合は、該窒素がRqから選択される基で置換されていてもよく; Q1はさらに、上記置換基とは独立的に、あるいは上記置換基に加えて、1個のC1-4アルコキシで、または1個のヒドロキシ置換基で置換されていてもよく; Q2は、その環炭素が、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、ホルミル、ホルムアミド、カルボキシ、シアノ、アミノ、ウレイド、カルバモイル、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル、C1-4アルコキシ(前記のC1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル、およびC1-4アルコキシは、Rrから選択される1個以上の基で置換されていてもよい)、C1-4アルカノイル、C1-4アルコキシカルボニル、複素環基、ヒドロキシで置換されていてもよいC1-4アルキルS(O)a(式中、aは0または1である)、N'-(C1-4アルキル)ウレイド、N',N'-ジ-(C1-4アルキル)ウレイド、N'-(C1-4アルキル)-N-(C1-4アルキル)ウレイド、N',N'-ジ-(C1-4アルキル)-N-(C1-4アルキル)ウレイド、N-C1-4アルキルアミノ、N,N-ジ-(C1-4アルキル)アミノ、N-C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ-(C1-4アルキル)カルバモイル、C2-4アルケニルオキシ、C2-4アルキニルオキシ、およびC1-4アルカノイルアミノから独立的に選択される1〜4個の置換基で置換されていてもよく; Q2はさらに、上記置換基とは独立的に、あるいは上記置換基に加えて、アリール、C3-8シクロアルキル、または複素環基から独立的に選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよく、このとき前記のアリール、C3-8シクロアルキル、または複素環基の環炭素がRsから選択される1個以上の基で置換されていてもよく、前記複素環が-NH-部分を含有している場合は、該窒素がRtから選択される基で置換されていてもよく; Rj、Rn、Ro、およびRrは、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、シアノ、ホルミル、ホルムアミド、カルボキシ、ニトロ、メルカプト、カルバモイル、スルファモイル、N-C1-4アルキルアミノ、N,N-ジ-(C1-4アルキル)アミノ、C1-4アルカノイル、C1-4アルカノイルオキシ、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシカルボニル、N-C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ-(C1-4アルキル)カルバモイル、C1-4アルカノイルアミノ、C1-4アルキルS(O)a(式中、aは0〜2である)、C1-4アルキルスルホニルアミノ、N-(C1-4アルキル)スルファモイル、N-(C1-4アルキル)2スルファモイル、N-(C1-4アルキル)カルバモイル、N-(C1-4アルキル)2カルバモイル、フェニル、フェニルチオ、フェノキシ、C3-8シクロアルキル、および複素環基から独立的に選択され、このとき前記のフェニル、フェニルチオ、フェノキシ、C3-8シクロアルキル、および複素環基の環炭素が、Ruから選択される1個以上の基で置換されていてもよく、前記複素環基が-NH-部分を含有している場合は、該窒素が、Rvから選択される基で置換されていてもよく; Rh、Rk、Rp、Rs、およびRuは、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、シアノ、ホルミル、ホルムアミド、カルボキシ、ニトロ、メルカプト、カルバモイル、スルファモイル、C1-4アルキル(ハロ、シアノ、アミノ、N-C1-4アルキルアミノ、N,N-ジ-(C1-4アルキル)アミノ、またはヒドロキシから選択される1個以上の基で置換されていてもよい)、C2-4アルケニル(ハロから選択される1個以上の基で置換されていてもよい)、C2-4アルキニル、N-C1-4アルキルアミノ、N,N-ジ-(C1-4アルキル)アミノ、C1-4アルカノイル、C1-4アルカノイルオキシ、C1-4アルコキシ(ハロから選択される1個以上の基で置換されていてもよい)、C1-4アルコキシカルボニル、N-C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ-(C1-4アルキル)カルバモイル、C1-4アルカノイルアミノ、C1-4アルキルS(O)a(式中、aは0〜2である)、C1-4アルキルスルホニルアミノ、N-(C1-4アルキル)スルファモイル、N-(C1-4アルキル)2スルファモイル、フェニル、C3-8シクロアルキル、および複素環基から独立的に選択され; そして Ri、Rq、Rt、およびRvは、C1-4アルキル、C1-4アルカノイル、C1-4アルキルスルホニル、C1-4アルコキシカルボニル、カルバモイル、N-(C1-4アルキル)カルバモイル、N,N-ジ-(C1-4アルキル)カルバモイル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、ベンゾイル、およびフェニルスルホニルから独立的に選択される]で示されるピリミジン誘導体、または前記ピリミジン誘導体の医薬用として許容しうる塩もしくは生体内で加水分解可能なエステル。
IPC (9件):
C07D239/48 ,  A61K 31/505 ,  A61K 31/506 ,  A61K 31/5377 ,  A61P 35/00 ,  A61P 43/00 111 ,  C07D401/12 ,  C07D413/12 ,  C07D417/12
FI (9件):
C07D239/48 ,  A61K 31/505 ,  A61K 31/506 ,  A61K 31/5377 ,  A61P 35/00 ,  A61P 43/00 111 ,  C07D401/12 ,  C07D413/12 ,  C07D417/12
Fターム (22件):
4C063AA01 ,  4C063BB09 ,  4C063CC29 ,  4C063CC51 ,  4C063CC61 ,  4C063CC67 ,  4C063DD12 ,  4C063DD29 ,  4C063EE01 ,  4C086AA01 ,  4C086AA02 ,  4C086AA03 ,  4C086AA04 ,  4C086BC42 ,  4C086MA04 ,  4C086MA17 ,  4C086MA35 ,  4C086MA52 ,  4C086MA66 ,  4C086NA14 ,  4C086ZB26 ,  4C086ZC20
引用文献:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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