特許
J-GLOBAL ID:200903023235677364

溶接条件の選定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森本 義弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-072833
公開番号(公開出願番号):特開2000-263228
出願日: 1999年03月18日
公開日(公表日): 2000年09月26日
要約:
【要約】【課題】 溶滴移行形態に着目して、溶接電流、アーク電圧の波形からスパッタ発生量の少ない適正溶接条件を選定できる溶接条件の選定方法を提供する。【解決手段】 溶接電流4、アーク電圧5を記録計7に記録し、アーク電圧の波形から、単位時間に発生した短絡回数Nと瞬間短絡回数nをカウントして、溶滴移行安定係数n/Nを求めることを、アーク電圧を何点か変化させて複数回行う。複数の溶滴移行安定係数n/Nを相互に比較し、短絡移行を示す低電流域では溶滴移行安定係数n/Nが0.4以下の範囲に、グロビュラー移行である高電流域では溶滴移行安定係数n/Nが0.4以下及び0.7以上の範囲になるようなアーク電圧を選定する。溶接ロボットを用いた場合のスパッタ発生量の少ない適正溶接条件を、簡便に選定できる。
請求項(抜粋):
溶接構造物を製造する際、溶接ロボットを用いて溶接を行う場合の溶接条件の選定方法であって、溶接電流、アーク電圧を記録計に記録し、アーク電圧の波形から、単位時間に発生した短絡回数Nと瞬間短絡回数nとをカウントして、溶滴移行安定係数n/Nを求めることを、アーク電圧を何点か変化させて複数回行い、これにより求められた複数の溶滴移行安定係数n/Nを相互に比較し、短絡移行を示す低電流域では溶滴移行安定係数n/Nが0.4以下の範囲に、グロビュラー移行である高電流域では溶滴移行安定係数n/Nが0.4以下及び0.7以上の範囲になるようなアーク電圧を選定することを特徴とする溶接条件の選定方法。

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