特許
J-GLOBAL ID:200903023240989307

サーマルヘッドの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小野寺 洋二 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-286206
公開番号(公開出願番号):特開平6-135034
出願日: 1992年10月23日
公開日(公表日): 1994年05月17日
要約:
【要約】【目的】 高印字品質かつ長寿命のサーマルヘッドを提供する。【構成】 抵抗発熱体3を当該抵抗発熱体の1/2以下の厚さの第1の耐磨耗層61で覆い、第1の耐磨耗層61で覆われた抵抗発熱体上の表面を削ることにより抵抗発熱体の端部の盛り上がりや耐磨耗層の突起を除去し、この上に第2の耐磨耗層62で再び覆う工程を採用した。【効果】 抵抗発熱体形状の端部の盛り上がりによって生じていた耐磨耗層の厚さばらつきが低減され、耐磨耗層上の発熱分布のばらつきが小さくなると共に、長寿命化が図れる。
請求項(抜粋):
耐熱絶縁基板の表面に形成したグレーズ層の上に、抵抗発熱体の両端で電極端子が接続するように設けられた電極端子となる導電体層を厚膜法によって成膜し、この導電体層をフォトリソグラフィ技術を用いてパターニングして電極端子を形成し、抵抗発熱体を形成すべき場所にフォトレジストでフォトレジスト開口部を形成後、該フォトレジスト開口部に抵抗体ペーストを埋め込み、燃成により抵抗発熱体を作成するリフトオフ法を用いて抵抗発熱体を形成し、少なくとも抵抗発熱体を覆うように厚膜法で成膜した耐磨耗層を形成するサーマルヘッドの製造方法であって、前記耐磨耗層を形成する際に、先ず低粘度の耐磨耗層用ガラスペーストの印刷,乾燥,焼成を行って、前記抵抗発熱体を当該抵抗発熱体の厚さの1/2以下の厚さの第1の耐磨耗層で覆う工程と、第1の耐磨耗層で覆われた抵抗発熱体上の表面に対してラッピング処理を施すことにより抵抗発熱体の端部の盛り上がりや耐磨耗層表面の突起を除去する工程と、耐磨耗層用ガラスペーストの印刷,乾燥,燃成を行うことによりサーマルヘッドに要求される膜厚の耐磨耗層となるように第2の耐摩耗層を形成して耐磨耗層からの抵抗発熱体の露出をなくす工程とを少なくとも含むことを特徴とするサーマルヘッドの製造方法。
IPC (2件):
B41J 2/335 ,  H05K 3/12
FI (2件):
B41J 3/20 111 H ,  B41J 3/20 111 F

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